地附山にトレッキングコース

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 24年前の1985年7月26日。長野市・地附山で大規模な地滑りが発生しました。
 住宅64棟が全半壊し、土砂にのみ込まれた老人ホームの入居者26人が犠牲となりました。
 その後、山は人の手が入らず荒れ放題になっていました。ここにトレッキングコースを整備しようと奮闘するボランティアの人たちがいます。
 参加する人たちのほとんどが60代、地附山に思い出を持つ人たちばかりです。
 1960年(昭和35年)ごろ、地附山一帯はレジャー施設として賑わっていました。善光寺の上からロープウエイで山頂に行くことができ、スキー場や遊園地などがあり、たくさんの人でにぎわっていました。
ボランティアの人達は当時のにぎわいを記憶していて、地附山の魅力を少しでも取り戻したいと願っています。
 去年10月から月に5回ほどの集まり山の整備を進め、トレッキングコースは8割が完成しました。自然豊かな森にはイノノシなど動物たちも住んでいます。
 地域の人たちが作るトレッキングコースは、10月の完成を目指しています。

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