地球を守ろう!~みんなでアクション~

【放送期間】
2008年4月~2009年3月
【放送日】
毎月第1・第3土曜日12:55~13:00
第2・第4日曜日6:30~6:35に再放送

【番組について】
学校・企業・団体などで実践されている地球暖化防止につながるエコ活動を紹介します。

【放送内容】
◆第1回「みんなでアクション」とは?(4月5日放送)
一人ひとりの小さな努力が地球温暖化防止につながっていくのです。私たちの子供のために、地球の未来のために、みんなでアクション!

◆第2回「川上村・川上中学校」 (4月19日放送)
風光明媚な八ヶ岳を望む場所にある川上村の川上中学校は、この地の豊富な森林資源の唐松を十分活用し、ぬくもりや暖かさの感じられる環境にやさしい学び舎として新しく生まれ変わります。

◆第3回「千曲市・みんなの地球クラブ」 (5月3日放送)
昔のおやつの「こねつけ」を作ります。ご飯を小麦粉・牛乳・たまごと良く混ぜ、焼きます。物が無かった昔、残ったご飯をこうしておやつとして食べていました。エコに配慮したクッキングです。旬の物や地元の物を食べる、食べ物を粗末にしない昔の人の知恵は、輸送エネルギーの削減やごみ減量につながります。

◆第4回「泉精器製作所」 (5月17日放送)
泉精器製作所は、生ごみ処理機「イズミクリーン」で環境問題にも取り組んでいる会社です。長野県での可燃ごみは平成17年度で年間50万トン余りになりま す。そのうちの3割が生ごみといわれています。イズミクリーンは野菜くずから魚の骨や貝殻までもシンクの排水口に投入するだけですべて全自動処理され、 20分の1に大幅減量されます。また処理されたごみを土に戻せばリサイクルできます。可燃ごみとしても出せます。キッチンからエコが始まります。

◆第5回「JR東日本」 (6月7日放送)
山梨県小淵沢駅から長野県小諸駅の全長78.9kmを走る小海線。JR東日本では「地球環境への貢献」を掲げ、騒音対策や環境汚染物質の削減を目 指しています。そして2007年7月、ハイブリッドシステムを搭載した営業列車を世界で始めて運転を開始しました。この車両は走行エネルギーの低減と、有 害排出物を約60%、騒音を30db低減、CO2の排出量を抑えて地球環境に貢献するとともに、静かでクリーンな環境にやさしい車両です。

◆第6回「東京電力」 (6月21日放送)
東京電力生坂ダムは、犀川で昭和39年に運転を開始した発電所で、21,000KWの発電能力を誇り一般家庭およそ5,000軒分の電気をまかなえます。この発電をするのに支障となる河川ゴミ(有機物や生活廃棄物)は、犀川水系の最上部にある生坂ダムでは1年間でおよそ2,000立方メートル、10tトラック400台分も流れ着きます。ダムにたまったゴミは毎日職員によって、除塵機という機械で掻き揚げられます。ゴミは種類ごとに分別され、その中の草類や木の葉・流木は破砕選別機にかけ、土を元気にする材料として畑などで活用しています。

◆第7回「JR東日本」(7月5日放送)
JR大糸線の木崎湖を望む場所に「海ノ口駅」があります。JR東日本は、「もっと環境にやさしい鉄道・もっと人に優しい鉄道」を目指し、駅構内での植栽を行っています。今回は大町市民や地元の中学生などとJR職員合わせて約100人が線路脇の350平方メートルに紫陽花・アヤメ・芝桜などおよそ3370本を一本一本丁寧に手で植えていきました。ご利用されるお客様と地域の人に愛される駅でありたい。JR東日本はこの「鉄道沿線からの森作り」活動を通して自然と人との共生を考えています。

◆第8回「大沢みどりの少年団」(7月19日放送)
炎天下、佐久市大沢地区の「大沢みどりの少年団」が下草狩りを行いました。1983年からこの大沢財産区の山林に、毎年およそ1000本のヒノキなどを植樹してきました。今回は2005年に植樹された60アールの敷地で、自分たちの背丈ほどもある下草を汗だくになりながら一生懸命刈りました。下草刈りは若い木々に十分な光を与え、大きく成長させる為に必要な作業です。森を増やし山林を整備することがCO2の削減をし、地球温暖化をふせぐ一つになります。こうした取り組みが世代間で受け継がれ、こどもたちの心に自然の尊さを焼き付けているのです。木々は守られ、こどもたちと共に少しずつ少しずつまっすぐに成長していくことでしょう。

◆第9回「八十二銀行」(8月2日放送)
八十二銀行では夏場に冷房の設定温度を26℃~28℃と少し高めに設定し、ノー上着・ノーネクタイなどクールビズで仕事をしています。さらに冬場のウォームビズによる暖房温度管理の徹底、こまめな消灯等によるエネルギーの削減により、1990年に比べおよそ22.7%のCO2を削減をしました。さらに地球温暖化を食い止めようと、行員一人ひとりが「エコライフ活動によるCO2削減運動」を行っています。その他にも、こどもたちが家庭のリーダーとなって省エネ・省資源活動をする「Kids' ISO、子供のための環境教育プログラム」を支援し、これまでにおよそ1000人のこどもたちに環境の大切さを伝えています。

◆第10回「長野市」(8月16日放送)
長野市では自然に親しみながら環境について学べる、「環境学習会」を開いています。今回は長野市の親子26人が参加し、「夏の川遊び」と題して、自作の箱めがねで川に生息する生物を採取しながら水環境について考えます。松代の蛭川に移動して、実際に川の中をのぞいて見ます。この場所は地域の方々が、関谷川親水公園として整備してからたくさんの水生生物が見られるようになりました。長野市ではそのほかにも、星の観察会や森の観察会を通じて、市民一人ひとりが環境問題に理解を深め、問題意識を持って環境保全活動に取り組む態度や能力を育成していくことにしています。

◆第11回「霧しな」(9月6日放送)
豊かな自然環境に恵まれた木曽町開田高原の「そばの霧しな」は、自然を大切にし、地域や社会と共に発展することを目標にしながら、環境問題への取り組みを進めています。「今年の1月に地元の有志の皆さんで設立した"木曽雑穀研究会"に協力して、雑穀作りに取り組んでいます。これは遊休農地を活用することで土地の荒廃を防ぎ活性化に結びつけ、未来のある地域作りを目指すものです。」木曽谷ではかつては馬の飼料などに雑穀を栽培していましたが、現在では自家用に栽培する程度です。そんな中、雑穀は健康指向で注目されはじめ、手間をかけずに収穫できるという利点も考慮して栽培に踏み切りました。地元で育てたものを商品開発することは「地産地消」にもつながるばかりか、運搬によるCO2排出の削減にも期待が持てます。

◆第12回「長野白樺ライオンズクラブ」(9月20日放送)
長野市の地附山公園では「エコロジー大作戦」として、8つの児童福祉やボーイスカウトの皆さんが間伐や植栽を行ないました。この活動は長野白樺ライオンズクラブが中心となり、11年前からの「Mウェーブの清掃」を始めに、「戸隠高原での植樹」、「犀川河川敷の清掃」など地域の環境美化に取り組んできました。1985年、この地附山に大規模な地滑りが発生しました。今回間伐した樹木は1995年、この災害跡地に植えられたものです。13年の間に成長した樹木は、太陽の光を求めて高く伸びようとしますが密集してるために太くなれません。大きく強い樹木を育てるために間伐が必要なのです。森林は光合成によって二酸化炭素を吸収し、貯える機能があり地球温暖化防止に大きな役割を担っています。また蝶が舞い、昆虫がたくさん生息する公園を目指し、バタフライブッシュという蝶が集まる花として有名な「ブッドレア」を植えました。

◆第13回「長野朝日放送」(10月4日放送)
abnの地球温暖化防止キャンペーン「地球を守ろうプロジェクト」の「エコポスター」の表彰式が行われました。これは「信州の森と水と動植物を守るために、今僕らができること」をテーマに、県内の小・中・高生を対象に募集したものです。 応募総数2232作品の中で大賞に選ばれたのは松本市信州大学教育学部附属松本中学校3年・狩野元明さんの作品。「大賞を取れると思っていなかったのでうれしいです。長野県鳥のライチョウと地球温暖化の進行を掛け合わせて制作しました」。涙を流すライチョウが印象的で、地球温暖化の危機感を感じさせる作品です。優秀賞一人目は飯島町飯島小学校2年・小笠原奈央ちゃん。楽しい地球という表現が独創的で、見る人をおもわずニコニコさせる作品です。「水を大切にしたいです」。優秀賞2人目は松本市開智小学校4年・中村駿くんの作品。「ポイ捨てをするとゴミがどんどん増えていって、地球が汚くなるのが嫌で、そう思いながら作りました」。長野朝日放送は未来を託す子供たちの為に、生活の中での「温室効果ガス排出量削減」に取り組み、豊かな自然環境に恵まれたこの信州を見つめていきます。

◆第14回「JA長野県」(10月18日放送)
真っ赤に色づく「秋の味覚」、長野県北部の高山村ではりんごの収穫の最盛期を迎えています。JA須高・高山共選所ではシナノスイートなどを中心に1日およそ1万2千ケースのりんごが出荷されています。この高山りんご部会では、クリーンな栽培への取り組みと消費者に安心・安全を知ってもらおうと、平成17年にエコファーマーの取得を決めました。この認定がなければ出荷できないため現在240名全員がエコファーマーを取得しています。今年エコファーマーに認定された涌井富生さんは、およそ35アールで"千秋(せんしゅう)"や"つがる"、"ふじ"などを出荷しています。
エコファーマーとは平成11年に施行された「持続性の高い農業生産方式の導入に関する法律」に基づき、土作りと化学肥料・化学農薬使用の低減を積極的に行う生産方式を導入する計画を立て、知事の認定を受けたものです。JAは、消費者に安心・安全な農産物を提供し、地球に優しい農業を行うことを目指しています。

◆第15回「大沢みどりの少年団」(11月1日放送)
地球を守ろう!プロジェクト「森林(もり)の里親」の、自然体験ツアーが佐久市大沢財産区の山林で行われました。大沢みどりの少年団を中心に50名ほどが下草刈りや間伐を行い森林の整備をしました。
佐久市大沢財産区では1983年から毎年1000本ほどのヒノキなどを植樹し、山林を管理してきました。今回整備したのは20年ほど前に植樹した手付かずのカラマツなどの雑木林です。子供たちは間伐の意味を教わり、なれないのこぎりで、木々に十分な光が当たるように伐採をしました。森林は光合成によって二酸化炭素を吸収し貯える機能があり、地球温暖化防止に大きな役割を担っています。
こうした取り組みが世代間で受け継がれる事で、子供たちの心に自然の尊さを焼きつけているのです。大沢みどりの少年団は木々の成長を見つめ、限りある地球の自然を守っていきます。

◆第16回「岡谷市・神明小学校」(11月15日放送)
岡谷市の神明小学校では「PTAふれあいフェスティバル」が開かれ、「エコロジーリサイクルクラブ」と自然委員会による燻製作りが行われました。
父兄が間伐材を利用した炭をおこし、空缶の蓋にチップを乗せ煙を出します。それを使用済みのダンボールで囲い、ハムやチーズ、卵などを燻(いぶ)していきます。燻してからおよそ15分、いい色に燻され、美味しそうです。子どもたちの燻製は地域の方々にも大好評。燻製は日持ちのする食べ物であり、食材を無駄にしない調理法でもあります。神明小学校では、この他にも様々な環境学習を実践しています。間伐材を利用した遊具の製作や、緑のカーテンで夏の日差しをさえぎる工夫をしたり、ビオトープを作り緑を増やすことでCO2排出量の削減に努め、自然と人との関わりを深く考えています。
「神明小学校エコロジーリサイクルクラブ」では、地域の人とふれあいながら、自然のサイクルと人とのつながりを経験し、環境について考えていきます。

◆第17回「トヨタUグループ」(12月6日放送)
トヨタUグループは、トヨタ車の販売を中心に県内100の営業拠点を展開する有数のカーディーラです。トヨタは、環境に配慮し、CO2の排出量削減に絶大な効果を発揮するハイブリッドシステムを搭載する車のラインナップが豊富です。このラインナップに加え、さらにCO2排出量削減を達成したまったく新しい概念の車、マイクロプレミアムカー「iQ」を発売しました。このiQは、ハイブリッドシステムは搭載せずに、走行燃費が10.15モードでリッター23キロという抜群の低燃費を達成。CO2の排出量も、1キロの走行でわずか101グラムと、トップレベルの環境性能を誇ります。この低燃費実現の秘密は、何といっても全長3メートルを切る小さくて先進的なボディにあります。そして、世界最小レベル、最小回転半径3.9メートルと感動的なフットワークを実感できます。そして高い衝突安全性能まで備わっているのもiQの特徴。サイドやリヤのウィンドゥにもカーテンエアバックを装備し合計で9つのエアバッグを搭載。あらゆる角度から乗員を保護します。優れた環境・走行性能を両立するとともに高い安全性能も兼ね備えた「iQ」はグッドデザイン賞も受賞しました。

◆第18回「トヨタUグループ」(12月20日放送)
11月、長野市柳原にオープンした長野トヨタ柳原店とネッツトヨタ柳原店は、同じ敷地内に二つのお店が並んで建てられたショールームです。トヨタ店・ネッツ店、それぞれの扱っている車が、一緒にご覧いただくことができ、工場も併設されていますので、ユーザーの方々にとって大変利便性の高いショールームとなっています。そして、このショールームは環境に配慮した設備を整えています。最大の特徴が、四方をガラスで囲んだ外観です。外からの光を効率的に取り込み、さらに消費電力の低いLEDライトを一部使用することで、店舗内照明の電力を軽減しています。さらに、フローリングには県産材を使用し、県内の森林活性化に寄与しています。長野県産の木材を使用することは、県内の森林の整備が促進され、森が活性化します。活性化した森はCO2の吸収率が高く、新鮮な酸素を私たちに供給してくれます。そして、屋上駐車場の融雪・凍結防止用に循環している温水は、空気のエネルギーで作るヒートポンプユニットを採用し、CO2の削減に繋げています。環境性能の高いハイブリッド車や低燃費車を販売するトヨタUグループのお店、そのショールームも、環境に配慮した設計で地球環境の改善に努めています。

◆第19回「環境省」(1月3日放送)
「チーム・マイナス6%」では、「COOL BIZ」や「WARM BIZ」の取組を「オフィス」から「家」の中にまで広げ、また家電製品や住宅設備などくらしの中に環境技術を取り入れるなど、衣食住を通じて家の中からできる地球温暖化対策を「うちエコ!」という愛称で推進しています。「WARM BIZ」や「うちエコ!」の実践は、過度な暖房に頼らず快適に過ごすことのできるライフスタイルの実践です。ちょっとした工夫で、経済的にもお得で、楽しい生活を送ることにもつながります。ホームセンターには、長野の寒い冬を快適に過ごす様々な便利アイテムが販売されています。お風呂の残り湯などを使用する湯たんぽや温風をこたつに送る省エネパイプは電気代の節約になります。他にも、自動車の暖気運転を軽減させるシートや電気代およそ1/4の電球などがあります。うちエコは身近な事から気軽に始められます。ひとつ実践するごとに、確実に自分にも地球にも役立っているのです。
「うちエコ!応援団」のWEBコラムでは、健康や美容、団欒などの各専門分野の知恵が満載。長野県出身の林マヤさんの、うちエコスタイルは「見て見て ルンルン気分であったかオシャレ」。あまった布の切れ端などで作ったクッションや箸入れなどのリメイクグッズなどが紹介されています。
「うちエコ応援団」は広く情報発信するとともに、チーム員企業・団体の方々が「うちエコ!」の啓発活動に活用できるよう、ダウンロードツールも提供しています。

◆第20回「キッセイ薬品」(1月17日放送)
2008年12月、松本市の南部を流れる穴田川で清掃活動が行われました。松本市では市内を流れる河川の清らかで豊かな流れを保全するために、河川美化・浄化活動を行う17の河川愛護団体があります。その一つである「穴田川をきれいにする会」は1972年に発足し、今では13町会、81事業所で構成されています。
「この穴田川は工業排水や家庭雑排水で非常に汚れていたそうです。白く濁ってにおいがしたということで松本市で一番汚い川といわれていました。この問題を解決しなければと感じたキッセイ薬品の神澤会社長が、地域住民や周辺企業に呼びかけて始まりました」。今回はおよそ20名が川に入り、投げ捨てられた空き缶やペットボトルなどのごみを拾いました。この穴田川をきれいにする会」は年2回の河川美化活動のほかに市内の清掃活動なども行い、2002年に環境大臣表彰を受け、2006年には「第2回日本のきれいな水と美しい緑を取りもどす全国大会」優秀賞を受賞しています。
「参加することで自分でポイ捨てをしなくなり、勉強になった」「活動を通じて信州の自然を大切にしていきたい」。穴田川をきれいにする会は、自治体と住民が一体となった清掃活動を通して、この豊かな信州の環境保全に協力していきます。

◆第21回「JA長野県」(2月7日放送)
昨年、信濃町の黒姫高原で開かれた地元食材を使ったフランス料理の試食会で、ひときわ目を引いたのが「エコ豚のフレンチグリル ラタトゥイユ添え」です。このエコ豚は長野県農協直販が、食品業者や畜産農家などと共同で取り組んでいます。「エコ豚は、今まで焼却処分していた、食品業者などから出る余った食べ物をエサにしています」。長野市内の豆腐メーカーから、製造過程で規格に外れてしまった豆腐やおから、油揚げ、学校給食センターから出る食べ残しなどをエコ豚の飼料として活用しています。これまでは輸送コストがかかるアメリカ産の配合飼料に頼っていましたが、この方法だと価格は半分以下になり、さらに高たんぱく・高脂肪のため栄養満点で肉質もよくなります。さらに遊休農地に放牧し、農地の再生を図ります。豚は土を掘り起こす習性があり、放し飼いにより雑草なども食べ、フンもそのまま肥料になります。
長野県農協直販は、県域の各JA・農家の生産にかける「おもい」のこもった商品を皆様に届けています。消費者の皆様のご要望・笑顔を最優先に、生産と消費の仲立ちとして、おいしく手頃で新鮮・安心・安定的な商品作りと流通に取り組んでいきます。

◆第22回「長野銀行」(2月21日放送)
豊かな自然環境に恵まれた長野県に基盤を置く長野銀行は、冬のエコ活動の一つとしてウォームビズを実践しています。厚着をすることで、銀行内の暖房温度を20℃と低めに設定しています。
その他にもこんなエコ活動があります。長野銀行では、エコカーを対象としたマイカーローンの金利優遇を実施しています。ながぎんマイカーローンは車や自動二輪車の購入、運転免許の取得、車検費用などを対象とし、10万円から500万円まで融資しています。エコカーとはハイブリッドカーや天然ガス・LPガス自動車、電気自動車、また一定条件を満たした低排出ガス車で、通常のながぎんマイカーローンより金利優遇されています。このながぎんマイカーローンで500万円のエコカーを購入した場合、エコカーではない場合に比べ、ボーナス返済無しの5年返済で、約32,000円少なくなります。エコカーが増えることで排気ガスによる二酸化炭素排出量が減少し、地球温暖化を防ぐことになります。
長野銀行は、役職員一丸となり環境保全活動に取り組み、地域に密着し、お客様に親しまれる銀行を目指しています。

◆23回「霧しな」(3月7日放送)
豊かな自然環境に恵まれた木曽町開田高原のそばの「霧しな」は、地元の有志の皆さんで設立した"木曽雑穀研究会"に協力して、雑穀作りに取り組んできました。去年9月、およそ4アールの試験農地の畑にまかれたアワ、キビ、ヒエなど14種類の雑穀を収穫しました。開田で収穫された雑穀を使って、五穀ラーメンを発売しました。食の安全・安心が叫ばれる今、雑穀は健康指向で注目され始めてきています。
地元で育てたものを商品開発することは「地産地消」にもつながるばかりか、運搬によるCO2排出の削減にも期待が持てます。
そばの「霧しな」はこれからも食を通じて自然を大切にし、地域や社会と共に発展することを目標にしながら、環境問題への取り組みを進めていきます。

◆第24回「泉精器製作所」(3月21日放送)
松本市にある泉精器製作所。電設工具のパイオニアとしてだけではなく、生ごみ処理機「イズミクリーン」で環境問題にも取り組んでいる会社です。長野県での可燃ごみは平成17年度で年間50万トン余りになります。そのうちの3割が生ごみといわれています。イズミクリーンは野菜くずから魚の骨や貝殻までもシンクの排水口に投入するだけですべて全自動処理され、20分の1に大幅減量されます。排水口から入った調理くずなどは粉砕機の中で粉々に砕かれ水と一緒に回収機に流れます。回収機の個液分離装置の積層式ドラムフィルターによって水分と固形に分けられます。水分はそのまま下水へ、固形はタンクに送られヒーター熱と撹拌により乾燥させます。このように処理されたごみは、花壇や畑の有機肥料として使用できるほか、可燃ごみとしても出せます。キッチンからエコが始まります。

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