ハイブリットカーが大人気

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 低燃費でお財布にやさしく、環境にもやさしいハイブリッドカーが人気を集めています。販売合戦が不況を救うことになるのか。さらにハイブリットカーのエンジンの重要部品を生産する県内の部品メーカーも期待を寄せています。
 5月、トヨタ自動車のハイブリッドカー「新型プリウス」がベールを脱ぎました。機能や装備の9割以上を新しくした3代目です。
 価格は最も安いタイプで、前のモデルより30万円ほど下げた「205万円」。この価格設定に影響したと言われているのが、今年2月に発売された、ホンダのハイブリッドカー「インサイト」です。
 4月、ハイブリッドカーとしては初めて、新車の売り上げで首位を獲得しました。大きな話題を呼んだのは、「189万円」という低価格です。
 プリウス、インサイトとも政府のエコカー減税の効果もあって、売上は絶好調です。
 飯田市の多摩川精機。ここで製造されているのが、ハイブリッドカーのエンジン部分に組み込まれている「レゾルバ」という角度センサーです。
 ハイブリッドカーは、自動的にエンジンとモーターを切り替えながら走ります。この切り替えをスムーズにするために、必要なのが「レゾルバ」です。今後、他社も追随するものとみられ、新しい時代の需要に期待しています。
 環境への優しさが、車選びの重要なポイントになる時代が到来したことで、自動車業界は大きな転換期に入っています。

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