温暖化で変わる農作物

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地球温暖化の影響は信州の気候を生かした農産物の栽培にも影響を及ぼしている。

標高の高さを利用して栽培する高原野菜。近年は気温の上昇で 成長が進み、レタスらしい形が崩れてしまう例が目立ち始めた。浅間山麓で栽培されるレタスは品種改良された「暑さに強い」品種に変わり始めている。県野菜 花き試験場が開発した新品種「サマーエース」。今年は50軒以上で出荷を始めた。また、さらに標高が高い野辺山高原では、昔は発生しなかった害虫被害が 3、4年前から増え始め対策に悩んでいる。また、リンゴ農家も真夏の高温や日差しの強さによる「日焼け」に悩んでいる。着色不良や変色による出荷の減少も 目立ってきているという。県は「遮光ネット」の導入研究や暑さに強い品種の開発に取り組んでいる。

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