abn 長野朝日放送

今年１月。長野市篠ノ井有旅にオープンしたカフェ&パティスリー・ロンディネッラ。善光寺平を見下ろす高台にある大人気の絶景カフェです。「以前からずっと気になっていた」というアジア料理研究家・赤沼真知子さんがお店を初訪問します。オーナーの戸谷尚弘さんは日本でバスクチーズケーキを広めたブームの火付け役。東京白金のバスクチーズケーキ専門店をはじめ、現在６店舗を展開する会社の代表を務めています。

そんな戸谷さんが信州に初出店を決めた理由。この地でリンゴ栽培をするリンゴ農家の２代目・小林仁さんの存在が大きく関係していました。小林さんは台風１９号で自宅が浸水被害に遭い、大好きだった車やバイクも全て失いました。残ったのは高台にあったリンゴ畑。小林さんにとってリンゴが生きる希望でした。バスクチーズケーキに負けず劣らず大人気なのが、そのリンゴを使った窯出しアップルパイ。糖度の高いリンゴを使ったコンポートとアーモンド風味のパイ生地がクセになる。信州限定のスイーツを絶景と共に堪能します。

「真田の里の隠し湯」として知られる名湯。創業９０年の風情ある宿の雰囲気。そして、３代目女将・白石楠花さんの気さくな性格と細やかな気遣い。宿を愛する常連客の支えもあり、徐々に活気が戻ってきました。営業再開から１年。少しずつ本来の姿が戻りつつある中、「まだまだやらなければいけないことは山積み」と語る女将。復興に向けた作業は今も続いています。再開を諦める気持ちが芽生えたこともあったといいます。

そんな時、女将の心を奮い立たせたのは、夕陽に染まる渓谷の景色でした。木々も色づき始め、行楽の秋にもピッタリ！秘境の絶景温泉をご紹介します。