ディレクターが自ら泊まって宿と周辺の魅力を深掘りするシリーズ企画「泊まってみたらすごかった!」今回は北アルプス・北穂高小屋です。
長野・新潟・富山・岐阜にまたがる巨大山脈・北アルプス。標高3,106m・北穂高岳の山頂に張り付くように北穂高小屋は建っています。
1948年、岩登りが好きだった小山義治さんによって建てられた北穂高小屋。いまは2代目の義秀さんが営んでいます。遮るもののない、まさに360度大パノラマが広がる北穂高岳山頂。小屋のテラスは、北アルプスのシンボル槍ヶ岳の絶景を望むにはぴったりな場所です。ここからの景色をみるために来るお客さんも、少なくありません。
小屋の名物は「豚の生姜焼き」。初代の頃から続く味です。盛り付けは山小屋では珍しい陶器のオリジナル食器。食堂には職人が作った机とイスが並べられ、机にはわざわざ街から持ってきた花が登山客をいやします。標高3,000mではなかなかない気遣いです。
北穂高小屋へは上高地から2日かけて登りました。ルートの紹介、1日目の宿・涸沢小屋も登場します!