信州には主に5つのブランド地鶏があります。全国大会で最優秀賞に輝いた銘柄や、ミシュランで星を獲得する店のメイン食材になっている銘柄があります。信州の地鶏の品質の高さと、味わい深さを堪能します。
東京五反田。その店はひっそりと営業しています。“ぎたろう軍鶏”炭火焼鳥たかはし。ミシュランのガイドブックで2010年から4年連続、星を獲得した焼き鳥店です。予約制のこの店で提供するのは“信州ぎたろう軍鶏”。この信州産の地鶏を求め常連客が集います。
昼時は予約不要。焼き鳥はありませんが、代わりに大人気のメニューが。だしで煮立てた肉と合わせるのは、信州ぎたろう軍鶏の有精卵。大人気メニューとは“親子丼”です。フレンチの料理人として30年の経歴を持つ店主は、この地鶏の味を最大限に引き出すため、焼き鳥店をオープン。以来20年、この焼き鳥を提供しています。
信州ぎたろう軍鶏はその品質の高さから、漫画“美味しんぼ”でも取り上げられました。開発したのは辰野町にある“林種鶏場”。
また、長野県畜産試験場が開発した“信州黄金シャモ”は、食味コンテストで最優秀賞。歴代チャンピオン10銘柄のグランド大会でも最優秀賞を受賞するほど。その味わい、品質の高さを探ります。