いいね!信州スゴヂカラ

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放送内容

山あいの海の幸!郷土食 鯖鮨を探る

飯田市伊豆木地区に伝わる郷土食、鯖鮨。なぜ、山間地で海の魚を食べるようになったのでしょうか。飯田市伊豆木の不思議な食文化に迫ります。
奉納用の鯖の姿ずし|山あいの海の幸!郷土食 鯖鮨を探る

古川商店は、伊豆木集落に2軒ある雑貨店のひとつ。創業は定かではありませんが、古くから、祭りに合わせて、鯖鮨を作っている店です。この地域の習わしとして各家庭でサバのちらしずしを作り、いただきます。奉納する鯖鮨と合わせ、県の選択無形民俗文化財に登録されています。古川さんは鯖鮨弁当と酢サバを売るほか、あるモノを扱っています。それが奉納用の鯖の姿ずし。毎年、この店で作ります。
サバちらし寿司|山あいの海の幸!郷土食 鯖鮨を探る

伊豆木八幡宮 秋の大祭では、例年、本祭りの前日に、鯖鮨を奉納します。しかし2021年と22年はコロナ禍で、日程を短縮して、10月8日の本祭りに奉納しました。祭りでは、豊作と無病息災を願います。鯖鮨は切り分け、氏子総代らに配られます。各家庭では奉納した鯖鮨にあやかり、手製のちらしずしを食べ、御利益に預かります。今では作る家庭も減ったようです。

鯖巻き寿司|山あいの海の幸!郷土食 鯖鮨を探る

なぜ、山間地で海の魚をたべる習慣が根付いたのでしょうか。国の重要文化財 旧小笠原家書院で聞いてみました。すると、伊豆木の領主、小笠原長巨が2代将軍徳川秀忠に伴い京都に滞在。のちに鯖鮨文化を伊豆木に持ち帰ったそうです。番組では、鯖鮨を作るもうひとつの店を訪ね、さらに一般家庭の鯖鮨を拝見します。

取材情報

  • 古川商店
    TEL:0265-27-2031
  • 旧小笠原家書院
    TEL:0265-27-4178
  • 京ちゃん工房
    TEL:0265-27-2541
  • JA直売所りんごの里
    TEL:0265-28-2770
  • およりてふぁーむ農産物直売所
    TEL:0265-56-2822