こんなにも存在感のある縁側はそう多くはないはずです。民泊施設「おみやど」は、農家暮らしを味わうことのできる宿。田畑との敷居を無くした「縁側」を楽しみ、宿自慢の手作りしょうゆとみそを堪能。リポーターが納豆作りに挑戦します。
今回は、東御市の民泊施設「おみやど」が舞台。宿主は関東出身の夫婦。信州に移住先を探していた折にこの家の大家と出会い、借りることに。農業をする傍ら民泊を始めました。出荷をするほどの規模ではなく、自分たちが食べる分だけの農作物を育てています。宿泊客も、宿主と一緒にリアルな農業体験をすることが、この宿の魅力の一つ。できるだけ農薬を使わないやり方で作った野菜などを、宿で提供しています。
食事は自炊もできますが、宿主との共同調理も面白く、食べたい食材を持ち込んで、和気あいあいと一緒に炊事します。宿自慢は他にも。しょうゆとみそは自家製大豆から手作りしています。その大豆の種まきをお手伝い。10月下旬には収穫して冬にしょうゆを仕込む予定です。また、しなの鉄道田中駅前でe-bikeを借り、市内にある布引観音温泉や旧北国街道の宿場町-海野宿までサイクリングします。

宿に戻ると、極めつけの夕食が待っていました。それは庭先で作るピザ料理。生地も手製。庭先のピザ窯に火を焚いて焼き、熱々のピザを頬張ります。さらに自家製大豆を使い、わらに入れ発酵させる「納豆作り」に挑戦。初日の夜に仕込んだ納豆を、3日目の朝食で楽しむ算段ですが、いかに。