
外は香ばしく、中はとろけるようになめらかなバスクチーズケーキ。今やチョコレートの定番、
まろやかな口溶けの生チョコ。それらを日本に広めたスイーツの巨匠が、それぞれ信州に店を開きました。今注目の2店舗にスイーツ大好きアナウンサー大槻瞳が取材に出かけ、その魅力と巨匠のスゴヂカラに迫ります。

2022年1月、長野市篠ノ井有旅(うたび)地区にオープンしたカフェ&パティスリー「ロンディネッラ」。東京・白金で洋菓子店やレストランなど5店舗を構える会社が、東京以外に初出店しました。その代表でシェフパティシエの戸谷尚弘さん(43)。この方こそ日本でバスクチーズケーキを広めたブームの火付け役です。
戸谷さんが作るのは、スペイン・バスク地方にある小さなバルで出会ったチーズケーキ。2年かかりで店主を口説き、秘伝の製法を教わって試行錯誤の末、完成させました。2018年から日本での提供をはじめ、たちまち大ヒット!
そんなバスクチーズの巨匠が、なぜ長野に店を出したのでしょう?
そこには地元農家との縁がありました。
2021年2月、飯山市にオープンした「北信濃いいやまショコラの森Bunzoo」。この店を開いたのは、シェフショコラティエの小林正和さん(72)。生チョコの〝生みの親〟であり〝名づけの親〟全国に30人以上の弟子がいるスイーツ界のレジェンドです。長年、神奈川県の湘南で店を開いていましたが、70を過ぎて生まれ故郷で再出発。
どうやって考案したのか?生チョコ誕生ヒストリーに迫ります。小林さんの菓子作りの原点があるという飯山でこれから成し遂げたい夢とは…