
3年ぶりに開催されたえびす講煙火大会。
全国でもトップレベルの生産額を誇る「打ち上げ花火」は2019年に長野県の伝統的工芸品に指定されました。1916年創業の紅屋青木煙火店は、これまで数々の花火大会で受賞するなど全国に名を知られる存在。日本の花火の芸術性を高めた技術「八重芯」もここから生まれました。
花火界第一人者ともいわれる青木昭夫さんのもとには、一度は違う道に進んだが花火作りの夢を諦めずに転職をしてきた人も。
長野オリンピックの花火で魅力に取りつかれた花火師がいます。何もない夜空に一瞬で人々を感動させる花火を、見る人に伝えるために日々伝統を継承しています。
しかしコロナ禍で打ち上げ機会が減少し、花火の在庫が増えたり、安全に花火をあげる保安対策など伝統の継承が難しい状況にもあります。

観客を魅了した第115回えびす講煙火大会の感動のフィナーレ。