飯山市の小菅集落には古い石垣と水路が残っています。ここは「国の重要文化的景観」として登録されている場所。今回、小菅の里を歩きながら国が認めるスゴヂカラを探ります。
案内役の志田吉隆さんは東京からの移住者。この場所の素晴らしさに魅了されIターンしました。小菅の里は修験の里でもあり、室町時代までは37の寺がひしめき合っていました。それらの寺は修験者たちの住居でもありました。現在も利用されている石垣や水路はその頃の面影を残しているといいます。
国の重要文化的景観として登録されている場所には、里を見守る小菅山頂付近にある、国の重要文化財「小菅神社奥社」も含まれます。実は、案内役の志田吉隆さんは小菅山の山伏でもあります。松坂アナウンサーは小菅神社奥社まで登山することに。奥社まで1.2kmの道のりを山伏の案内で歩きます。
奥社の中を拝見することはできませんが社殿内に甘露池という池があり、志田さんが言うには、この周辺から湧き出す水が小菅神社の信仰の対象になり、水路や石垣を長きに渡り受け継いでいるのも、その信仰の現れだそうです。登山を終え、志田さんはそば打ちを始めます。彼はそば栽培もしているとのこと。打ち立ての味を堪能します。