
長野県のさまざまな道に「半日くらい」の気軽なドライブに出かけるシリーズ企画。第7弾の今回は南信州の下條村をスタートして山あい33キロほどを飯田市方面に向かう県道83号へ。そこには、住民悲願の道路誕生秘話や、ほっこりする出会いが待っていた。
「起点」の看板から始まったドライブの前半、下條村から泰阜村へ。天竜川を過ぎるとしばらく、カーブばかりの狭い道に。道路脇にある記念碑で、県道83号が昭和初期に作られた泰阜村民悲願の道路だったことを知ることに。村内の飲食店を訪ねると、草田アナウンサー自身が10年前に訪問していた形跡が。
飯田市の千代という地域に入り、集落を見下ろせる高台へ。開業準備中というゲストハウスの持ち主に連絡すると、オーナーは東京在住の意外な人物。この場所で開業する理由を知ることに。同地区の棚田「よこね田んぼ」では、保全活動に取り組む地域の人たちの話を聞く。

終点まで残り8キロほどの飯田市上久堅地区で関西から移住してきた農家の男性に話を聞く。出自も世代も違う仲間が集まり、地域の未来について夢を語っていただく。そしてドライブのゴールには「終点」の看板が。