abn 長野朝日放送

半日くらいで走破できる県内のドライブコースを求めて。県道の起点から終点までを走ってみるシリーズ第７弾です。今回のルートは県道８３号（全長約３３キロ）飯田下伊那５市町村をめぐりました。

私の故郷は飯田市南信濃です。なじみの深い地域ですが実は初体験のコースでした。一般的な国道を利用すれば、同じ起点と終点でもその距離は１８キロほどで済んでしまう。あえて行く「回り道」に何があるのか。ありましたよ、すごいものが。緑濃い山あいに巨大建造物が突如出現します。戦前に完成した発電用のダムで住民悲願の道路建設に深く関わる歴史を知りました。

また、東京で活躍する女性アナウンサーが一念発起して完成させた絶景ゲストハウス。さらに進めば、日本の棚田百選の「よこね田んぼ」を見下ろすビューポイントに。楽しかった学校帰りの寄り道や道草と同じです。

う回の数だけドラマがある。効率を追求した道にはない面白さが県道にはあります。