バスケット男子の信州ブレイブウォリアーズ(BW)は今シーズン、国内最高峰のB1で戦います。チーム結成から10年目、夢の舞台に立つまでには、陰でチームと選手を支えてきた多くの関係者や支援者、ブースター(ファン)がいます。
長野市信州新町の道の駅にある「そば信」は、安くておいしいそばを提供する店として知られます。この店でかつて、アルバイトをしながらプロ選手を目指した青年がいます。店は、彼のために練習を最優先し、空いた時間で働けるよう工面しました。そして、1年後に念願のプロ選手としてデビューを果たします。同時に店はチームのスポンサーになり、チームそのものを応援するようになります。そして、現役を引退した今も、店は信州BWと深いつながりがあります。
試合会場で、チームスタッフに交じって運営の仕事を補助する十数人のボランティア。「ウォープル」と呼ばれるグループで、ホーム戦では毎試合、長時間にわたって受付や会場案内などを無償で担当します。そのリーダーが地元で電器店を営む安藤大介さん。シーズン中はほとんどの週末をアリーナで過ごします。「お金が発生しないからおもしろい」と言える訳は…。

試合や練習後の選手の疲れをとってくれるのが温泉。かつてホームアリーナだった戸倉体育館の近くにある日帰り入浴施設の万葉超音波温泉は、選手には無料で入浴してもらっています。利用客には、信州BWに関するクイズを出したり、様々な情報を提供したりして、関心を持ってもらうことに努めています。熱烈なファンとなった社長の秘蔵のお宝もあります。