abn 長野朝日放送

2015年の北陸新幹線金沢延伸に伴ってJR東日本からしなの鉄道北しなの線に変わった、長野駅から妙高高原駅の区間。今回はこの北しなの線に乗って晩秋の北信濃で途中下車の旅をします。降り立ったのは信濃町の黒姫駅。ここからひとつ長野寄りの古間駅までの区間を歩きながら、地域のみなさんのあふれる地元愛のスゴヂカラをお伝えします。

黒姫駅ではまず、地元野菜などの無人販売所が目を引く待合室へ。地元の駅利用者ばかりでなく、評判を聞きつけて県外からもお客さんが訪れるというそば店でまずはかけそばをいただきます。その美味しさのヒミツとは？

駅を出ると目の前にひときわ目立つ古い建物が。藤野屋旅館は黒姫駅（当時は柏原駅）開業と時を同じくして駅前で開店した割烹料理店がルーツ。築107年になる木造の建物は2010年、国登録有形文化財に。大正から昭和にかけての駅前の賑わいを今に伝える貴重な写真などを拝見しながら、五代目のお話をお伺いします。
そして、道を挟んだところにある、歴史的建造物とは対象的な現代風のお店「モトホンヤ」にもお邪魔。地域を愛するみなさんの信濃町への思いをお聞きしました。

黒姫駅前を離れ、旧北国街道を古間駅方面へ歩きます。
古間の商店街にあるとある時計店を訪ねると、草田アナウンサーが見たことがある！というご主人を発見。「刻の救急社 オグチ」は全国から時計修理の依頼が絶えないお店としてabnの番組で紹介したことがありました。店の奥にある自宅リビングには秘蔵の古時計コレクションがあるとか。覗かせていただくと博物館級の貴重な時計がザクザクと出てきました。

国道18号、古間多町交差点を古間駅方面へ入ったところにある「笑みの里 かあちゃんち」。こちらですこし遅めの昼食をとることに。地元信濃町産の食材をふんだんに使い、無駄なく美味しく旬な郷土料理を提供するこちらのお店。野尻湖に滞在する外国人にも人気があるそうです。一番人気のかあちゃん定食、そのお味は？