abn 長野朝日放送

7月から始まる「信州デスティネーションキャンペーン」。国内各地へ魅力をPRし、多くの観光客を信州へお迎えしよう！という大型観光キャンペーンです。そんなキャンペーンを控え、番組では「観光客へのおもてなしをがんばる人たち」を取材します。

野沢温泉でバスやタクシーの運行を手がける会社の杉山僚さんは「信州おもてなしマイスター」という資格をお持ちです。県が主催する「信州おもてなし未来塾」という1年間の講習を受けることで認定されるもので、各業界・各地域のおもてなし向上という役割を担っています。年々増加する野沢温泉を訪れる外国人観光客の要望に対応するため、全車をミニバンタイプのタクシーにするなど、利用者の目線に立ったサービス向上に力を入れています。そんな杉山さんの会社のタクシーで、さらなる「がんばる人たち」を巡ります。

長野電鉄湯田中駅前で6年間ほぼ毎日、自作のチラシなどを使ってボランディアでガイド活動をしている望月逸男さん。湯田中駅といえば、世界的にも珍しい温泉につかるサルの姿を見ることができる「スノーモンキーパーク（地獄谷野猿公苑）」を訪れる外国人が多くやってきますが、行き方などがわからずに駅前で迷っている姿を多く見かけていたという望月さん。定年を機に、そんな人達に周辺のガイドを始めたことがきっかけだったそうです。そんな取り組みが認められ、今年3月に「第4回信州おもてなし大賞・奨励賞」を受賞しました。そんな望月さんの、華麗なガイド姿に密着しました。

最後に訪れたのは長野市松代の文武学校。ここで「エコール・ド・まつしろ倶楽部」の方が、観光客の方に体験型のプログラムを提供しているということでお話を聞きました。街中のみなさんが様々な形で観光客のみなさんにおもてなしの心を持って接している、と副運営委員長の曲尾さん。「エコール・ド・まつしろ倶楽部」は「第4回信州おもてなし大賞・大賞」を受賞しています。そんな体験型プログラムの一つ、文武学校の槍術所で受けることができる古武道体験にチャレンジしてみました。果たしてその結果は？