楠原由祐子ブログ

新年度スタートの決意とご報告(楠原)

新型コロナの療養期間を終え本日復帰いたしました。

自宅での療養中、保健所のスタッフの皆様が毎日電話で状況確認をしてくださり、

病院の手配もしてくださいました。

診療にあたってくださった医療従事者の皆様、

「心配よね、大丈夫よ!」と声をかけてくださった看護師さんの笑顔にどれだけ救われたか。

食料を届けてくれた仲間…たくさんの方に支えられているんだということを

改めて感じました。

感謝の気持ちをしっかり返していけるように、またきょうから仕事にまい進いたします。

 

そして、私事ですが、ご報告があります。

このたび第一子を授かりました。現在6カ月になります。

お腹の中で日々成長していくわが子に、

新しい命の重さを実感しているところです。

なぜ、この場をお借りして皆さまにご報告しようと思ったのか。

日頃より応援してくださっている方々に自分の口でお伝えしたい、

それが、言葉を生業としている者としてのけじめだと思ったからです。

 

 

さて、今、母親となるスタートラインに立って、

人生観なんて大げさなものではないのですが、自分自身の考え方が変化していっていることに、驚いています。

仕事が楽しくて楽しくて仕方がない20代30代を目いっぱい過ごしてきました。

仕事が生きがいで、仕事が自分の存在意義でもあったと思います。

元々、なんでも器用にこなせるわけではないので、1つのことに全力集中!

これが私のスタイル。

それでも、めまぐるしく過ごす日々の中のどこか遠いところに、

「いつか、母親になる」憧れを抱いていました。

でもそれはいつか、の話。現実的にはそんな勇気も、自信も持てませんでした。

働く母親がいかに大変か、社内のスタッフを見ていても、

取材で出会うお母さんたちを見ていても感じていましたし、心から尊敬しています。

きっと、きれいごとだけで子どもは育てられないでしょう。

 

それでも、自分が、自分のキャリアとがむしゃらに向き合っている姿を見せることで

わが子に何か感じ取ってもらえないだろうか。

それが〝不器用母さん〟にできる唯一のことかなと、今は思っています。

ということで、4月から新たなキャスティングで臨んでいるabnステーションですが、

産休に入るまで数カ月の間、引き続き番組を担当させていただきます。

また違った目線で仕事に挑戦できることに、ワクワクしています。

4月からも、どうぞよろしくお願いいたします。