
はんてんと言えば、古くから愛されてきた防寒着の一つ。老舗衣料メーカーが、2021年9月に発売した一着には、長野県と愛知県の伝統産業に携わる職人の想いが込められています。
創業81年のシャツメーカー、フレックスジャパン(千曲市)に勤務する櫻井太河さんは、2020年6月、若手社員と共に、自社ブランド「co:do」を立ち上げました。日本の伝統技術を活かし、なおかつ、若者に興味をもってもらえるよう斬新な商品を開発しています。
「はんてん Japanese short coat」には、3つの伝統産業の技術が使われています。生地は愛知県一宮市で60年続く羊毛再生技術の尾州毛七。内ポケットには、長野市松代町で江戸時代から受け継がれる松代焼。包装紙には、飯山市の伝統工芸・内山紙。それぞれの職人の想いを伺いました。

櫻井太河さんは、プロのカメラマンに依頼し、プロモーションビデオを作成しました。撮影地は、フレックスジャパンが本社を構える千曲市。戸倉上山田温泉の風情ある街並みを活かした映像に仕上がりました。またモデル選びにも、櫻井さんのこだわりが反映されています。