
長野市には戦国時代の山城跡が70カ所以上もあります。今回は、上杉謙信と武田信玄が攻防を繰り広げた2つの山城跡を辿りながら、信州の自然と歴史を再発見します。
ながの観光コンベンションビューローは、2021年、長野市内の山城トレッキングガイドマップをつくりました。ガイドマップを携えてトレッキングする舞台は、三方が断崖絶壁の尼巌城跡(あまかざりじょうあと)。そして、地附山の隣りにある桝形城跡(ますがたじょうあと)です。尼巌城跡では眼下に広がる絶景に魅了され、珠玉のコーヒーブレイクを堪能します。
次のスタート地点は善光寺北側の地附山公園。ここを登り口に桝形城跡(ますがたじょうあと)を目指します。桝形城は、山城にしては規模が大きいことから重要拠点だったことがうかがえます。そのあと地附山山頂付近で、意外なものを立て続けに発見します。

隣の地附山山頂付近で、釣堀池跡やスキー場跡を発見しますが、ここまでどのようにしてお客が来ていたのか不思議でたまりません。その答えは廃墟と化した建物にありました。かつてここにロープウェイが通り、山頂一帯には遊園地などのレジャー施設があったことを知ります。