
今回の「いいね!信州スゴヂカラ」は、世界がその歌声に酔いしれた松本市乗鞍高原出身のシンガーソングライター、高橋あず美の圧倒的歌唱力の秘密に迫ります。
彼女は2019年、アメリカ、ニューヨークのアポロシアターで開かれた「アマチュアナイト」という大会で、シンガーとして日本人初の年間優勝を勝ち取りました。アマチュアナイトは、かつて、マイケルジャクソンやスティービーワンダーがステージに立った大会です。この大会で歌ったのは、ジェニファーハドソンの曲。実は、のちにジェニファーが出演した映画「キャッツ」の日本語吹替版で、彼女の吹替をすることにもなるのです。
サクセスストーリーの始まりは、東京の音楽専門学校を卒業した直後にやってきます。Dreams Come Trueのバックコーラスに抜擢されたのです。若くしてこのポジションを獲得するのは業界的に珍しいことで、それ以来、著名なアーティストのレコーディングやライブに参加するようになりました。そして、アマチュアナイトでの優勝へとつながっていったのです。圧倒的な歌唱力を生んだ背景には、標高1500メートルにある実家と故郷の存在がありました。
