1人目はコーヒーの焙煎職人。
大町市の自家焙煎珈琲屋UNITE(ユナイト)。県外から移住した夫婦が営むコーヒー専門店です。この店ではで使う水は水道水。超が付くほどの軟水の水が水道に流れています。自然豊かな信州、おいしい水に囲まれているということは、コーヒーをいれるには最高の場所といってもいいでしょう。
在宅率が高い人のために自宅でもおいしく頂ける、コーヒードリップを手ほどきしてもらいました。
2人目はクラフトビール職人。
「イナデイズブルーイング」は伊那市に去年誕生した醸造所です。営むのは、愛知県出身、信州大学農学部で微生物の研究をしていた冨成さんという若い女性。クラフトビールのために長野に移住しました。モルタルで作られたカウンターが印象的な店内では、伊那谷で作られた農産物を使った数種類のクラフトビールをたのしむ事ができます。醸造所から見える畑ではホップの栽培も始めたという冨成さん。ビールづくりと地域農業への思いをお聞きしました。
3人目は伝統のあめ作り職人。
松本に3軒ある老舗飴店の中で最も古いのが「山屋御飴所」。1672年(寛文12年)創業。昔ながらの製法を守り、あめを作っています。
看板商品の「板あめ」は米を原料にした水あめを煮詰め、香ばしくいったピーナッツをたっぷり混ぜます。松本であめ文化が発展した理由について13代目の太田喜久さんは「米どころ安曇野が近く、市内にきれいな水が湧くなど材料に恵まれていたこと、乾燥した気候があめづくりに向いていた」と教えてくれました。