小学生が背負うものと言えばランドセル。というのも今は昔。現在、長野県内の多くの小学生が“通学かばん”を使っています。今回は、通学かばんのスゴヂカラに迫ります。
茅野市は通学かばん普及率が約9割です。茅野市立豊平小学校を訪ねると、この日は低学年の授業参観日。保護者に聞くと、丈夫で軽く安いので助かるとの声。そもそも、通学かばんの始まりはどうだったのか、信濃教育会会長に伺うと、中学校の片掛けかばんが健康上の理由などで両肩掛けになり、やがて小学校にも広まったとのこと。
長年にわたり通学かばんをつくる松本市のオカダヤスクールバッグでは、開発の奮闘ぶりを垣間見ます。以前、オカダヤが新製品の実証実験を長野県工業技術総合センターに依頼したというので、かつてここの研究員だった大学教授に当時の様子を伺うと、いかにより良いかばんづくりを追求したかが見えてきます。
これから通学かばんを採用しようとしている須坂市では、試作品1号が保護者らの予想外の反応だったことへの反省から、ほぼ完成形といえる試作品2号までの開発経緯を教えてもらいます。萩原早紀子アナウンサーのリポートです。
取材先情報
- 茅野市豊平小学校
TEL:0266-72-2924
- オカダヤスクールバッグ
TEL:0263-26-2919
- 長野県工業技術総合センター
TEL:0263-25-0981