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放送内容
冬の織姫たち ～小谷村・ぼろ織り～
新潟県境の豪雪地・小谷村には、長く厳しい冬をすごす中で生まれた手仕事があります。「ぼろ織り」と呼ばれる織物です。全国的には「裂き織り」と呼ばれます。江戸時代から続き、主に女性が各家で伝えてきました。
使わなくなった布団やこたつ掛け、着古した着物や浴衣などの布を細く裂いて横糸として使い、別のものに織り直します。コースターなどの敷物、バッグ、タペストリー、ペンや眼鏡入れなどのポーチになります。
使わなくなった布団やこたつ掛け、着古した着物や浴衣などの布を細く裂いて横糸として使い、別のものに織り直します。コースターなどの敷物、バッグ、タペストリー、ペンや眼鏡入れなどのポーチになります。
最後まで物を大事にする心、「もったいない」の気持ちが込められた山村の生活の知恵です。また、古くなった思い出の衣類が別の形で再生され、愛着のある日用品に生まれ変わる楽しみもあります。デザインや色合いはすべて異なり、世界でひとつのものです。
ぼろ織りは生活の変化の中で、廃れつつあります。この伝統工芸・農村文化を絶やさないために、約30年前に「織姫養成塾」が生まれました。この講座で技術を習得した有志の女性たちは「小谷ぼろ織りの会」を作り、ぼろ織りの展示・販売会を県内外で開くなど活動の場を広げています。
ぼろ織りは生活の変化の中で、廃れつつあります。この伝統工芸・農村文化を絶やさないために、約30年前に「織姫養成塾」が生まれました。この講座で技術を習得した有志の女性たちは「小谷ぼろ織りの会」を作り、ぼろ織りの展示・販売会を県内外で開くなど活動の場を広げています。
中野アナが冬の山村を訪ね、どんな女性たちがどんな思いでぼろ織りをしているのか、体験を交えて伝えます。
取材先情報
- 小谷村農林係
TEL:0261-82-2588
※ぼろ織り全般
- おたり名産館
TEL:0261-82-2526
※ぼろ織りの販売
