日本で唯一「温泉」が自治体名についている野沢温泉村。ウインターシーズンには海外からのスキー客で賑わうことで知られています。そんな野沢温泉の飲食店を、地元観光協会の方の案内で巡りながら、「いつか帰ってきたくなる」村の魅力を探っていきます。
父から受け継いだラーメン店を営んでいるのが東沢洋一さんです。店の一番人気は、子どもの頃に父親に作ってもらった思い出の味「辛味噌ラーメン」でした。親子の絆が生んだ人気メニュー。どうやら店名にも父の思いが込められているようです。
ジンギスカンとカツ丼が人気メニューの老舗焼肉店「萬里」では、最近後継者候補として創業者の孫が働き始めたそうです。一度は村を離れたものの、地元の居心地の良さに気が付き戻ってきたという彼女。村にはどんな魅力があったのでしょうか。そして、外国人観光客をもてなす秘訣は?
ハウスサンアントンジャム工房は温泉街の人気店です。カフェと軽食で朝食を済ませる宿泊客、地元食材の良さを生かした自家製ジェラートをもとめてやってくる外国人観光客があとをたちません。この店の片桐健策さんは案内役の小田切美幸さんのスキー学校時代の後輩、料理人として県外で修行し地元に戻ってきました。
2017年にリニューアルオープンした鍋料理のお店「すもう鍋」。外国人観光客にもわかりやすい店名にしたそうです。店を営む徳竹いずみさんも一度村を離れて戻ってきたひとり。
みなさんの話を聞いていく中で、村の人達が大切にしているおもてなしの心にたどり着きます。