今回は、JR長野駅前の「手打ちそば処・戸隠」の年越し営業と、長野市権堂町の「かんだた」の大晦日に密着。そこには、お店とお客それぞれの年越しの顔が見えます。
手打ちそば処・戸隠のそばは、やや太めでコシが強いのが特徴。この日は400食分を用意。長野駅周辺で年越し営業するそば店が少ないこともあり、この店のそばを求めてやってくる常連客も多く、また、そのお客のほとんどが善光寺参りのあとに立ち寄ります。元日の午前1時、女性一人でそばをすする姿を発見。仕事の関係でこの時間に食事を摂っているとのこと。さらに、この場所で新年を迎える予定ではなかったお客の事情に触れます。
長野市権堂町の路地にある「かんだた」は、毎年12月30日と31日は店を閉め、宅配用と持ち帰り用の年越しそばを打ちます。その数あわせて500食。店主一人で打ちます。宅配用の注文は県内はもちろん、関東・北陸・東海・関西・四国からもあります。持ち帰り客の中には、東京都町田市からこのために来たという夫婦や、ここのそばを食べないと年が越せないと言う常連もいます。
2軒のそば店を通し、長野市の年越しの風景に寄り添います。