
営業日が少ない、道が分かりづらい、それでもお客が押し寄せるという、中野市のドイツパン専門店と上田市の低温発酵でつくるパン店を探ります。どちらも女性店主です。
ベッカライ・ウラノは築150年の古民家をリフォーム。ドイツ修業の甲斐あって、2017年、ドイツパン専門店をはじめました。ライ麦と小麦粉は国産で無添加のものを使います。週1回、土曜日のみの営業ですが、遠路はるばるやってくるお客さんで行列ができる人気のベーカリーになりました。モットーは「1に子育て2にパンづくり」で、家族あってのベーカリーとのこと。ライ麦パンとブレッツェルをいただきます。
日なた堂ベーカリーは、火曜日と土曜日、週2回の営業。国産の小麦粉を使い、自家製酵母で低温発酵させたパンを焼いています。基本的に卵は使わず砂糖も極力少なくして、素材の良さを生かしたパンづくりを心掛けています。まこも茶も扱うほか、夫の趣味でつくるしょうゆを使ったクッキーも人気。パンとしょうゆには地元の湧水を使います。ベーグル好きが高じて独学で開業した、家族思いのベーカリーを訪ねます。
