南木曽町で古くから親しまれてきた防寒着があります。袖がないはんてん、名前は「ねこ」と言います。商品化されたのは10年前で、県外からの問い合わせも増えています。
寒い時期になると町民も日常的に着ていて保育園の園児も、商工会の職員も背中にねこを背負っています。ねこの製作組合を立ち上げ会長を務める吉村早苗さん。「自分の子どもに着せたらかわいいな」と思い、ねこの作り方を学びました。知り合いからの引き合いが多く、「これをブランド化したら、まちおこしになる」と考えました。テレビの全国放送などで紹介されるとたちまち注文が殺到!仲間と協力してねこ製作に明け暮れています。
企業から大量生産の話が舞い込むこともありますが、「地域の作業」と位置付け、一つ一つ手作りにこだわっています。 ねこの魅力に取りつかれた萩原アナは「猫がねこを着ていたらかわいい」と思います。そんな猫はいませんでしたが、意外なペットがねこを着ていることが判明しました。