
ラーメン通の間では全国的にもレベルが高いと評価される信州のラーメン。店や味のスタイルは様々ですが、今回は女性が中心となって営むラーメン店に注目、女性ならではの店作りや自慢のラーメンを松坂アナウンサーが紹介します。
長野市広田の住宅街にある「依々恋々」。店を切り盛りする三澤洋子さんは8歳と6歳の2児の母、子育ての真っ最中です。子ども達との時間を大切にしたいという思いから店の営業時間は午前11時から午後4時までで夜の営業はしていません。看板メニューは「中華そば」。鶏の出汁で作るしょうゆ味のラーメンです。子ども達からお年寄りまで喜んでもらえるラーメンを目指して作り上げたという一杯には母親ならではの思いが詰まっています。
「女性が一人でも来やすいラーメン店」を目指して9年前に開業した上田市の「ぶしもりやめんめん」。店主の青木まゆみさんは3人の娘達と一緒に店を営んでいます。娘たちの協力がとてもありがたいと語る青木さんのモットーは「満腹笑顔」。お腹も心も満たしてほしいという思いです。看板メニューは豚骨スープに魚介の風味が効いた「つけ麺」ですが、特に女性に人気があるのが、チャーシューや角煮などがどっさりトッピングされた「ミーツデラックス」というメニュー。そのボリュームに松坂アナも圧倒されます。
佐久市中込駅前で古くから親しまれている食堂「頓珍館」。80歳の井出芙美子さんが現在も店に立ちます。4年前に亡くなったご主人と二人で頑張ってきた店だから、店もお客さんも粗末にしてはいけない…そんな思いで店を続けているそうです。店の看板メニューはチャーシューがたっぷり乗った「とんちんめん」。亡くなったご主人が食肉の調理方法で特許を取っているという独特なチャーシューで、とろりととろける食感と深い味わいが特徴です。

元気な笑顔で接客する井出さんと、長く愛され続ける人気のラーメンを取材しました。