「秋山郷温泉タクシー」のドライバーは桑原修さん。東京でタクシードライバーの経験を積み、故郷の栄村に戻ったそうです。温泉タクシーの運行を始めるにあたり「温泉ソムリエ」の認定を受け、専門の知識と地元ならではの土地勘で、秋山郷の名湯と絶景スポット、グルメスポットなどを案内してくれます。
続いて案内されたのは屋敷集落、なんと秋限定で1カ月しか営業していない食堂です。ここの名物メニューは「キノコラーメン」。ご主人が毎朝山で採ってくる天然キノコを中心に、7種類のキノコが入った贅沢なあんかけラーメンです。秋だけの「幻のラーメン」として、シーズン中は県外からも客が殺到するそうです。貴重なキノコがたっぷり入った秋山郷ならではの味わいを楽しみます。
和山集落で訪ねたのは「木鉢」作りの名人、山田和幸さん。独特の道具を使い、手作業で木鉢を彫り上げていきます。この周辺では木鉢職人は一人だけになってしまったという山田さんに、雪深い秋山郷の冬の仕事として受け継がれてきた伝統の技を見せていただきました。