馬の尻革「コードバン」は革の宝石と呼ばれています。製造しているのは世界で3社、そのうち一つが飯田市にありました。世界に誇る飯田のレザー産業を萩原アナが探ります。
飯田市は世界に誇る優れたレザー(革)の生産地です。「革の宝石」と呼ばれるコードバン(馬の尻革)は高度で熟練した製造技術が必要な希少品。作っているのは世界で僅か3社だけ。その1社が飯田市にあります。6ヶ月、およそ50工程をかけて「革の宝石」が生まれます。その現場に萩原早紀子アナウンサーが潜入。
さらに長年培った革づくり技術を活かし、宮城県の水産会社と協力して復興支援をする皮革メーカーも紹介します。その会社が作っているのは不要になったサメの皮を使った「シャークスキン」。特殊な処理で硬いウロコを除去すると、しなやかで水に強い革が生まれます。
他にも、革に魅せられた職人が手がけるレザークラフト、思い出が詰まったランドセルを小さな記念品に作り変える職人、人気ランドセル工房などを紹介。
74年前に東京から大手皮革企業が疎開してきた事から始まった飯田市の皮革産業は今、多彩に裾野を広げています。