abn 長野朝日放送

私たちが日頃お世話になっている交通機関“JR”。そのJRのスゴい施設が長野市にあるのをご存知でしょうか。
今回は、全国の鉄道ファンたちも注目している「JR長野総合車両センター」に潜入。一体何がスゴいのか、萩原早紀子アナがその秘密に迫ります。

構内に入るとまず目を惹くのがD51蒸気機関車。かつて軽井沢―直江津間を走っていた車両が展示されています。さらに奥へ進むと沢山の線路が集結しています。その中に可愛い車両を発見。名は「クモユニ」。かつて郵便と荷物を運搬していた車両で、現在、JR社員の移動手段などに活用しています。さらに、旅客車棟に入ると、車体をジャッキアップしている最中でした。ここで車体の整備、点検をします。その隣りにある台車棟は、車輪の表面研磨などをする場所です。錆びた古い車輪がピカピカの車輪に戻った様子に驚きます。

社員食堂で腹ごしらえした後、萩原アナが向かった先は鋳造工場。ここはJRグループ内でも2か所だけという、ブレーキ部品の鋳造をする場所です。ここにテレビカメラが入ることは滅多にないそうですが、今回、貴重な鋳造の様子を見学します。
構内を歩いているとその一角に「トラバーサー」という装置がありました。この装置は横に移動するので、ここに車両や車体を乗せれば、別の場所へと移動することができます。今まで電車の横移動を見たことがなかった萩原アナも興奮気味。

そのほか、部品のテストなどを行う「材料技術センター」や、電子部品の解析、修理を担う「弱電室」を見学。さらに、ここで働くスタッフの安全意識を向上させるためJR社員が作った「安全体感センター」で、萩原アナも実際に体感してみます。