
長野駅近くから善光寺まで続く長野中央通り。およそ2キロほどのこの通りは善光寺表参道とも呼ばれています。実はこの通り、石に「○○丁」と数字が記された道しるべがいくつも置かれています。今回は約100メートルごとにあるこの「丁石」をひとつひとつ訪ねながら、善光寺表参道を歩いてみました。100年以上の歴史を持つ老舗に、湘南の風を吹き込む新しいお店など、歩いてみなければわからない長野中央通りの魅力をご紹介します。ちなみに放送日の8月12日(土)は、夕方からこの通りで「お花市」という行事があります。番組をご覧になったあと、お出かけしてみてはいかがでしょうか?
長野駅前交差点から駅を背にして歩くこと数十メートル、ここに「十七丁」と書かれた石が設置されています。「丁石」と呼ばれているこの石は善光寺からの距離を表すもの。一丁はおよそ109メートルなので、善光寺までは2キロ弱ということになるでしょうか。ここが今回のお散歩のスタートになります。街の景色を眺めながらなんとなく歩いていると、あっという間に次の丁石。一つ一つ写真におさめながら通りを歩いていきます。毎朝石の周りを掃き掃除するという老舗画廊の店員さんも一緒にパチリ。
ちょうど中間あたり、セントラル・スクゥエアの向かいにある長喜園は創業1904年の老舗茶問屋です。自家製のお茶を使った抹茶ソフトとほうじ茶ソフトの二段盛りをいただきながら一休み。さらに、湘南生まれのオーナーが湘南の雰囲気たっぷりに去年12月にオープンさせた飲食店でランチをいただきます。
権堂アーケードを過ぎたあたり、大きな「たぬきの置物」が飾られたお店「横文」にお邪魔します。陶器店を営む店主は3代目。石畳が生かされたこのあたりの町並みづくりの貴重なお話も飛び出します。
