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放送内容

猿庫の泉にまつわるおいしい話

猿庫の泉にまつわるおいしい話(いいね!信州スゴヂカラ)| 猿庫の泉保存会

飯田市の西側にそびえる風越山。その麓に「猿庫の泉」があります。江戸後期の茶人・不蔵庵龍渓(ふぞうあんりゅうけい)が、茶の湯に適した水を求めて天竜川を遡り探し当てたと言われ、古くから飯田市民に愛されてきた名水です。この季節は新緑が美しい猿庫の泉を訪ね、泉周辺の環境を守る保存会の活動と、泉の水を使って様々な名物を作る人々を紹介します。
昭和20年代に発足した「猿庫の泉保存会」。会員たちは毎週の清掃や山の手入れなど地道な活動を続けています。また、5月から10月までの日曜・祝日には野点も開催しています。泉を守り、泉を訪れる人々をもてなす保存会の皆さんの思いを聞きました。
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猿庫の泉にまつわるおいしい話(いいね!信州スゴヂカラ)| 和菓子店「赤門や」
猿庫の泉にまつわるおいしい話(いいね!信州スゴヂカラ)| 蔵元「喜久水酒造」
猿庫の泉にまつわるおいしい話(いいね!信州スゴヂカラ)| そば処「しみず」
猿庫の泉にまつわるおいしい話(いいね!信州スゴヂカラ)| 和菓子店「赤門や」
市内の和菓子店「赤門や」の酒井敏江さんは、陽光に輝く猿庫の泉の風景が大好きで、何とかそのイメージで和菓子を作る事が出来ないかと考えました。試行錯誤の末に完成させたのが「水まんじゅう」。葛で作った水まんじゅうを猿庫の泉で汲んだ水に浮かせて食べるという風流なお菓子です。見た目も涼しげな水まんじゅうの味は…。
飯田下伊那地域で唯一の蔵元「喜久水酒造」では、その名も「猿庫の泉」という純米吟醸酒を造っています。長野県産の酒米と猿庫の泉の水で込んだ自慢の酒。杜氏は「泉を守る保存会の努力に報いる酒にしたい」と語ります。
飯田インターチェンジ近くのそば処「しみず」では猿庫の泉の水をそば打ちに使っています。地元の名水を試しに使ってみたところ、そば打ちの感触がそれまでになかった滑らかさになり、打ちあがったそばの喉越しも独特に。熱い「鴨汁」につけて食べるそばが人気商品になったそうです。

猿庫の泉にまつわるおいしい話(いいね!信州スゴヂカラ)

取材先情報

  • 猿庫の泉保存会
  • 菓匠 赤門や
    TEL:0265-52-1483
  • 喜久水酒造
    TEL:0265-22-2300
  • そば処 しみず
    TEL:0265-25-5557