
伊那市の中心市街地「通り町商店街」。ココは、JR飯田線伊那市駅前を中心に様々な商店が軒を連ね、昭和レトロな風情が随所に感じられます。歴史ある商店街というとシャッターが降りたままの店舗が増えている印象ですが、コチラはそうではありません。創業100年クラスの商店がいまも元気に営業を続けていて、新しいお店も増えています。
町の中には創業126年という『吉田理容館』の店内は、映画のセットになりそうな光景が随所に残ります。海外製蜜蝋キャンドルの輸入販売を行うお店では「人と人が、まさに人情でつながっている」という話が印象的です。訪れた金物店では「昭和の初めまで、町の中心は隣町『入舟町』だった」という興味深い話が飛び出しました。
さて、どういうことかと足を伸ばしてみると、入船商店街でみつけたのは“伊那市商業発祥の歴史”そのもの。いまはなき鉄道駅の名残や、天竜川通船の歴史が町の成り立ちを教えてくれるのでした。今回は、そんな情緒溢れる商店街を散策。歴史あり、人情ありの商店街放浪記です。
