
昨年12月、東京・お台場で『B―1グランプリスペシャル』というイベントが開催されました。「ご当地グルメを通じてまちおこしをしよう!!」という団体が、全国各地から自慢の味を持ち寄り、地元のブランド力を競い合う“まちおこしの祭典”。その中に『駒ヶ根ソースかつ丼フライヤーズ』という団体が参加していました。
駒ヶ根名物「ソースかつ丼」は、昭和初期から「かつ丼」の呼び名で市民に親しまれ、いまや “まちの代名詞” ともいえるご当地グルメです。ブースでは、揚げたてサクサクのとんかつを特製のタレにくぐらせて自慢の逸品を振る舞っていました。駒ヶ根市からは総勢49人のスタッフが会場入りしました。本職の料理人は3人だけ。スタッフの大半が市民ボランティアで、普段は保険代理店や消防局、市役所などに勤めている方ばかり。彼らは『駒ヶ根ソースかつ丼フライヤーズ』という団体を組織していて、イベントのために集まっただけのボランティアではありません。
『フライヤーズ』は地元のお祭をはじめとする様々な舞台で「駒ヶ根ソースかつ丼を通じた活動」を企画&主催していて、駒ヶ根市の “ご当地グルメでまちおこし” は、もはや市民が主役といっても過言ではなさそうです。この『フライヤーズ』は、どのような思いで結束し、何を目指して活動しているのでしょう?ご当地グルメの舞台ウラに迫ります。
