飯山市の飯山仏壇の奥深い世界を山岡秀喜アナウンサーが探ります。
仏壇通りと呼ばれる雁木(がんぎ)通りのおよそ200メートルの区間に10軒もの仏壇店が立ち並んでいます。地方都市の一角にこれだけ集中するのは全国的にも珍しく、創業304年の上海本店(じょうかいほんてん)に立ち寄るときらびやかな仏壇がズラリ。その値段の上限は2千万円超えもありました。
飯山仏壇はクサビで組み上げる技法「本組み」で造られます。のりや釘を使わない独特の技法です。時が経っても仏壇を分解して修復することが可能で「お洗濯」と呼ばれています。
取材で訪れたその日、50年前の仏壇が「お洗濯」にやってきました。修復後の姿に山岡アナウンサーもびっくり。さらに飯山市内で、たった一人の宮殿師(くうでんし=宮殿を造る職人)を訪ね、その技を拝見。そこで、信州・飯山が仏壇造りで盛んになった秘密を聞きました。