いいね!信州スゴヂカラ

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放送内容

松本城下・名水と人情の潤いめぐり

いいね!信州スゴヂカラ(No9.松本城下・名水と人情の潤いめぐり)今回は、暑さをホッと忘れさせてくれる清涼な名水を巡り、
草田敏彦アナウンサーが松本市の風情ある城下町を訪ねます。
松本市は市中心部の城下町に24か所の名水と称賛される井戸・湧水「まつもと城下町湧水群」があり、水が豊かな街です。平成の名水百選にも選ばれた、その清涼な水は古くから城下町の人々の暮らしを支えてきました。なぜ、松本城下にこれほど名水が多いのか、実は市内を流れる女鳥羽川と薄川に挟まれた扇状地が豊かな水を蓄え、各所から自然に湧き出しているからです。

いいね!信州スゴヂカラ(No9.松本城下・名水と人情の潤いめぐり)
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車で賑わう、あがたの森通りから、一歩中にっ入った静かな小路・高砂通りに水汲み客で賑わう「源智(げんち)の井戸」があります。ここは、かつて信濃の国随一の名水と詠われた名水。歴代の松本藩主がわざわざ保護したほどの名水です。冷えすぎず柔らかい味わいは時代を超えて人気です。40年も利用している常連の女性は大きなボトルを持参。「コーヒーやご飯を炊く」にはこの水が一番と自慢。仕事の行き帰りにペットボトルで汲む人も多いそうです。
いいね!信州スゴヂカラ(No9.松本城下・名水と人情の潤いめぐり)
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かつて県下有数の料亭街と言われた界隈に、とっておきの名水「鯛萬(たいまん)の井戸」があると聞いて訪ねました。飲食店がぎっしり並ぶ狭い小路をぬけると、まるでオアシスのような鯛萬の井戸がありました。井戸周りを熱心に掃除する太田佳世子さん(66)は「実はこの井戸水で命をすくわれた」と、草田アナもビックリの衝撃エピソード。名水を飲んだ草田アナは思わず「命の水」だと納得。
 名水と造り酒屋は切っても切れない間柄ですが、残念なことに市中心街に残る造り酒屋は1軒だけ。早速、草田アナは老舗「善哉(よいかな)酒造」を訪ねました。仕込み水は、敷地内から自噴する名水「女鳥羽の泉」。名水から生まれた清酒のすっきりとした味わいに草田感激。
さらに通りを歩くと、脇の用水に草田アナが何か発見。なんと清流に住む魚がいました。町の人は当たり前のように見守っています。さすが水豊かな松本。

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さらに、水の恩恵と言えば銭湯あります。松本市街には今も10軒近くの銭湯。
草田アナが訪ねたのは明治時代から続く老舗「塩井の湯」。湯水はもちろん自前の井戸水から。泉質が良いと人気で親子3代の利用客もいるそうです。もちろん草田アナも名水風呂に入浴!
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豊かな水の恵みに、思わず羨ましくなる松本の水巡りです。