
昭和の香り漂う喫茶店はコンビエンスストアやファミリーレストラン、カフェ店などに押され姿を消しつつあります。それでも常連客が通い続ける人気店もあります。そこで今回は、昔なつかしの喫茶店を巡り、その店の何が魅力なのかを探ります。
「珈琲館 珈香(こか)」は飲食店が軒を連ねる長野市西鶴賀の一角にあります。1978(昭和53)年創業の珈香はランチ目当ての常連客で賑わう店です。日替わりランチを注文。それはとても喫茶店のものと思えないほど充実した“定食”です。「メニューが毎日違う。同じ料理が出たことがない」と常連客の評判も上々です。
長野市でもう一軒。市役所近くの「メモアール」は1977(昭和52)年創業。麻雀ゲーム席が残る喫茶店です。これを目当てに1日に2度通う常連客もいます。
須坂ショッピングセンターの中にある「ニュースコー」は妙齢の女性で賑わう喫茶店。「毎日2、3時間はいる」という常連客もいます。回転率の低いその理由は…しっかりとありました。