
長野地方卸売市場の中に関係者以外も利用できる食堂が何軒かあるのをご存知ですか?市場利用者が立ち寄る食堂だからこそ、魅力あるメニューを期待するのは自然の流れです。高くて旨いのは当たり前。安くて旨い絶品メニューが待ち受けてくれることでしょう。市場の朝から潜入調査。関係者おススメの市場めし、突撃取材スタートです。
朝6時半頃になると買受人さんたちがゾロゾロと集まってきて、りんごの競売が始まります。そのうちの何人かは場内の食堂で朝食や昼食をとるようです。おススメの食堂を教えてもらい行ってみたのが「食堂万雷(ばんらい)」。一般客も利用できる食堂です。当日の日替り定食は「ぶり照り焼き定食」。それもいいけど、刺身定食に決定。食券を買うや否や、料理がすぐに出てきます。カジキ、カンパチ、甘エビの刺身に煮付けと味噌汁、そしてご飯は大盛りとこの上なし。さらにサラダや漬物が食べ放題と至れり尽くせり。しかもお値段は税込500円。なんということでしょう。店長曰く、食材は市場から仕入れるからこの値段で出せるとのこと。また、場内で働く人たちのためにご飯はいつも大盛りにしています。
満腹で場内を散策していると、食品卸の「イチジュウ」という店を発見。一般客も利用できる業務用食品店です。一から十まで揃っていることをモットーに、その店名になりました。業務用とあってビッグサイズの商品が並んでいます。
このほか、「長野青果商業協同組合食堂」という長い名前の食堂や「かざはな」という小さな一軒家食堂に立ち寄り、しっかりと胃袋を掴まれる楠原アナです。