abn 長野朝日放送

信州は温泉王国です。温泉地の数は北海道に次ぎ全国2位。温泉宿泊施設も静岡に次ぎ第2位。
日帰り温泉施設となると全国1位で、その数671施設。
では、なぜ長野県には日帰り温泉施設が多いのか？そんな疑問を抱きつつ、県内の温泉をいくつか、巡ってみました。

松坂アナウンサーは戸倉上山田温泉の戸倉観世温泉へ。ここは昭和の銭湯の雰囲気を漂わせる、地元に愛される施設。毎朝5時から、常連客で賑わいます。また長野市松代の国民宿舎・松代荘は日帰り入浴の施設としても大人気。独特の黄金色に濁ったお湯は、さまざまな温泉成分を多く含んでいます。その温泉のもとを見せてもらうと…珍百景さながらの温泉タンクに仰天！　松代温泉のすごさを目の当たりにしました。

一方、楠原アナウンサーは、日帰り温泉施設が多い理由を探ろうと、中野市のぽんぽこの湯へ。ここは27年前、国の「ふるさと創生事業」で1億円の交付金を受け、温泉開発に着手し完成した施設。同じように県内では、ふるさと創生の1億円を元手に温泉掘削に乗り出した市町村が多くありました。

「日帰り温泉」は、ちょっとしたい憩いのひと時を気軽に楽しめる所です。
つまりそれは、観光客のためと言う以上に、地域のため、そこに暮らす地元の人たちのための施設。そこに信州の底ヂカラがありそうです。