いいね!信州スゴヂカラ

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放送内容

蔵の町 須坂市 ぶらり今昔物語

いいね!信州スゴヂカラ(No10.蔵の町 須坂市 ぶらり今昔物語)

須坂市に「蔵の町」が生まれた歴史を探るぶらり旅

全国に点在する蔵の町並み。一言に「蔵」といっても、味噌蔵や米蔵、酒蔵など、その成り立ちはじつに様々なのですが、では今回の旅の舞台である須坂市は…というと、じつは明治から大正時代に作られた「繭蔵」が建ち並んでいる町なのです。
須坂市には、明治から昭和初期にかけて製糸業で発展した歴史があり、その規模は岡谷市に次ぐほどの工業地帯だったとか。生糸の需要が世界的に高まり、国が殖産興業のひとつとして製糸業の奨励をしていた時代に、須坂市(当時・須坂町)は、岡谷市や上田市、佐久市などとともに、その一翼を担っていたというワケ。贅を尽くした蔵造りは富の象徴…。いまも市内には、当時の繭蔵や土蔵、町家が340棟ほども残っています。
でもどうして、須坂市は時代の波に上手く乗ることができ、「製糸業の町」に成り得たのか?地元の観光ガイド・小林義則さんの案内で訪ねたのは、普段は非公開という明治時代の繭問屋。ココには地元の養蚕農家から繭の仕入れを行っていた店舗と、仕入れた繭を貯蔵する繭蔵が当時のまま残されていて、建物の裏には小さな用水路の面影が…。この用水路が、須坂市の発展に大きく役立っていたらしいのです。

いいね!信州スゴヂカラ(No10.蔵の町 須坂市 ぶらり今昔物語)
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輸出用生糸の生産により「須坂・横浜・ヨーロッパ」という言葉さえ生まれた頃、町には人が溢れ、商店や娯楽施設が増えていきました。町並みが急速に発展していった名残は、街道跡と小路が入り組む迷路のような道路網、花街の跡や“○○が好んだ”という和菓子、神社に置かれた石のベンチ…などなど、市内のそこここに見ることが出来ます。それらにまつわるエピソードに触れながら、松坂アナウンサーが「蔵の町」誕生の歴史を探ります。

取材先情報

  • 蔵のまち信州須坂観光ガイド
    TEL:026-215-2225(須坂市観光協会)
  • ふれあい館まゆぐら
    須坂市大字須坂387-2
    TEL:026-248-6225
  • 田中下屋敷
  • 玉林餅店
    須坂市上中町184
    TEL:026-245-1149
  • 墨坂神社芝宮
    須坂市大字須坂1048
  • 枠屋
    須坂市新町614-2
    TEL:026-247-8020