
今回の特集は、キノコ農家に料理を教わり、こだわりの専門店でおいしいキノコグルメをいただくなど、秋の味覚を堪能します。長野県は、キノコの生産量が日本一。中でも、ブナシメジは、生産量年間5万1965t(令和2年)で、全国シェア42.3%を占めています。
2020年12月にオープンした「キノコと肉の手作り料理 信州の幸(めぐみ)本店」では、信州産のキノコを使ったメニュー、50種類以上を提供しています。花の形をしたエノキタケをまるごと1株使った鍋料理や、キノコを連想させるクリームスープなど、専門店ならではの料理が楽しめます。経営しているのは、1989年創業の三幸商事。コンセプトは「キノコは地球を救う」。キノコの魅力発信と消費拡大を目指し、「信州の幸(めぐみ)本店」をオープンさせました。地元のチョークアート作家とコラボしたり、高校生が考案したレシピを採用したりと、地域貢献にも力を入れています。
千曲市で親子二代に渡って、キノコ作りを続けてきたヤナギハラ産業。現社長の柳原広茂さんは、お盆や年末年始以外、ほぼ毎日ブナシメジを作っています。「これが僕の運命」。父から引き継いだ製法に加え、今年9月からは、新たな品種にも挑戦しています。上室アナは、ブナシメジを使った豚汁と、柳原さんの父が育てた原木マイタケの天ぷらをいただきました。

道の駅信州新町では、今年のキノコ事情を取材。夏から秋にかけて温かい日が続いたことで、天然のキノコの出だしが遅かったそう。ここ数日の冷え込みで、例年並みの収穫が期待できると言います。
中継は、長野市の百貨店から。トマト農家、パン職人、パティシエが自慢の品を持ち寄ったイベントの魅力を、ヤポンスキーこばやし画伯がお伝えします。