鉄子への第一歩
「電車」
それは、私達の生活に密接にかかわる、欠かせない乗り物。
きっとそれぞれに思い出の列車旅があると思います。
私の思い出の電車というと、緑とオレンジの湘南カラーの東海道線。
ただ、実はあんまりいい思い出ではなく、浪人時代、
毎日もみくちゃにされながら満員電車に乗り、藤沢から予備校のある横浜に通った記憶です。
何がつらかったって、勉強漬けの毎日より、試験のプレッシャーより、満員電車でした。
私の中では電車は、人を目的地まで運ぶ手段でしかなかったんですね~
ただ、2年前「北陸新幹線の延伸」という歴史的な瞬間に立ち会ったことによって、単なる移動手段ではなくなりました。
青い流線型と疾走感のあるゴールドのライン。
乗る度に、かっこいいなぁとほれぼれします。と意気揚々電車について語る日がくるなんて、浪人生だった私は思ってもいなかったでしょう。
すでに、鉄子への一歩を踏み出しているのかもしれません!
大宮にある鉄道博物館です。
待ち受けていたのは、歴代の鉄道列車。見たことのない車両が、今にも走り出しそうに、レールの上で出迎えます。
まさに鉄道のテーマパークです。
電車の椅子をモチーフにしたベンチです。
ふかふかの椅子に大興奮の私の隣で、父は、最近のジム通いの成果を披露。どこでも筋肉自慢を始めるのはやめてほしい。
そんな父も、すぐに懐かしい列車の虜に。
この後姿、まるで夏休みにはしゃぐ小学生でしす。
鉄道に詳しくなくても、惹かれるのは、それだけ、私達の生活に身近なものだからでしょう。
木製の車両。
かつての乗客は、何を思ってこの列車に乗ったのか・・・想像するとわくわくしませんか?