
日に日に、寒さが厳しくなる12月。そこで今回は、温かい〇〇があるカフェを特集。上田市の鹿教湯温泉を利用した「足湯カフェ」や、こたつを出す古民家カフェなど、1歳児の子育てをする楠原アナ&カフェ好き女子の朱紫令真(あかしれいま)さんのリポートで紹介します。
「浅草団子茶屋 よつば庵 長野店」は、浅草に本店を置く「よつば庵」の2号店として、今年4月にオープン。名物は、米粉の団子4つが串に刺さった「七輪団子」。各テーブルの上に、七輪が置かれて、30~40秒かけて自分で焼きます。みたらし、きな粉、あんこ、ミカンなどトッピングも自由に組み合わせられ、インスタ映え間違いなし。
2016年、伊那市にオープンした「Mama’s Cafe Somma(ママズ カフェ ソンマ)」。店主は、7歳、2歳、0歳の女の子を育てる神田裕希・紗希さん夫妻。客の90パーセントは、子育て中の若い女性。「静かに!を言わなくていいカフェ。ママは気楽にワタシ時間」。先月22日(火)からこたつを出し、ゆっくりとした時間を楽しめます。神田さん「ここは、客が回転しない店。11時のオープンから15時の閉店までいる人も」。こたつに入りながら、地元野菜をふんだんに使ったヘルシーランチを試食。初めてきたのに、懐かしい雰囲気です。
長野市出身のタレント、朱紫令真さん。今年4月に宝塚歌劇団を卒業。現在は、一日消防長を務めるなど、地元を盛り上げるために活動しています。
朱紫さんが向かったのは、2021年9月、安曇野市にオープンした「KIIIYA cafe&hostel(キーヤ カフェ ホステル)」。店内は窓が大きく取られていて、開放的な空間。今月から、まきストーブが稼働。前には円卓、後ろにはソファ席があり、前後両面から炎を眺められ、まさにリラックスタイム。人気メニューは、地元産コシヒカリと合わせたシチューランチ。運営するのは、「株式会社安曇野の良さを伝えたい」。店長の川田諭さん「ここは泊まれるカフェ。観光などで訪れた人に、ゆっくりとくつろいでもらいたい」。

上田市の鹿教湯温泉で、1962年に創業した和菓子店、「おきな菓子舗」。テラス席では、源泉かけ流しの足湯が楽しめます。店主の生田淳一さんはこのお湯を、金土日の朝、トラックのタンクに入れて、約500m離れた系列店「Deear Cafe(ディア カフェ)」(2022年6月オープン)に運んでいます。地中のパイプを使い、窓際席の足元に流しています。足湯に浸かりながらいただくのは、ガパオライス。上田地域で駆除されたシカのひき肉を使用。いただいた命を有効活用しています。生田さんは、2017年に始まった地域活性化計画、「文殊テラスプロジェクト」の一環で、この店を開きました。「鹿教湯温泉を、昔のように観光客でにぎわい場所にしたい」。ここでイベントを開くなど、地元を盛り上げる拠点になれればと奮闘しています。
中継は、松本市四賀地区で開催される「冬の大結ぶ市/Xmas市(クリスマス市)」の会場から。キッチンカーやクラフト体験など、約40店が集結。家族連れにぴったりなイベントの魅力をヤポンスキーこばやし画伯が紹介します。