萩原早紀子ブログ

サキの行きサキ83

十二単のお姫様。

緻密な造りでとっても艶やかです。

もうすぐ桃の節句。

こちらも可愛らしいですよね。

全て和紙で作られています。

驚くべきはその大きさ。

分かりますか?

このサイズ感。

須坂市に住む谷本美代子さんが作っています。

着物づくりや着付の仕事に携わってきた谷本さんは

退職して12年

和紙人形を作り続けています。

72歳にしてメガネなどを使わず

全て手作業で行っています。

1mmのズレで印象が変わるという作業は

まさに職人技!

私も作り方を教えていただきました。

右の赤い着物の方が谷本さん作。

左が萩原作。

何でしょう…

谷本さんの作品はつつましくて上品な雰囲気に対し

私の方はと言うと

“あっぱれ!”という声が飛んできそうな。

“姐さん”という感じ。

普段の行いでしょうか。

もう少し穏やかでしおらしい雰囲気が欲しいもんです。

谷本さんに言われるがまま指先を動かしましたが

きっと1mmの差にやどる違いが出たんだと思います。

これまでに1,000体以上のお人形さんを作ってきた谷本さん。

一つとして同じものはありません。

これからもどんなものを作ろうか

楽しみで仕方がないということでした。

ご協力くださり

ありがとうございました!