放送内容
「信州エコポスターコンクール2023」最優秀賞など各賞決定！
「地球を守ろう！プロジェクト」では毎年、県内の子どもたちを対象に、環境保全について考えてもらう「エコポスター」の募集を行っています。今年度も長野県および信州豊かな環境づくり県民会議と合同で開催し、全部門合わせて１２５０作品もの力作が集まりました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました！
審査の結果、「小学生・低学年の部」「小学生・高学年の部」「中学生の部」の3部門で、それぞれ「最優秀賞（第１位）」「優秀賞（第２位）」「協賛社賞（第３位）」が決定しました！
最終審査会 審査委員
- 上島 史子様（安曇野ちひろ美術館副館長）※審査委員長
- 鵜飼 照喜様（信州豊かな環境づくり県民会議 会長）
- 小松 美羽様（現代アーティスト）
- 北澤 公浩様（長野県中信教育事務所 図画工作・美術担当指導主事）
- ヤポンスキーこばやし画伯様（画家・お笑い芸人）
- 山浦 愛幸様（一般社団法人 長野県環境保全協会 会長）
小学生・低学年の部
最優秀賞
竹花 路人（たけはな ろと）さん
上田市立東塩田小学校 ３年
部門全体として、小学校低学年とは思えないくらい表現方法が豊かな子どもたちが多かったのが印象的だった中で、大人から見ると子どものこういった素朴な字というのはドキッとさせられます。ダイナミックなマグロや海の生き物たちを子どもならではの視点でいきいきと描いてくれており、審査委員みな一致して最優秀賞に決定しました。とても素晴らしい作品でした。
優秀賞
伊藤 空也（いとう くうや）さん
塩尻市立洗馬小学校 ３年
びっくりしたのは、小学３年生で「３R（リデュース・リユース・リサイクル）」についてきちんと理解したうえで描いてくれていること。レジ袋からマイバッグへ、あるいは牛乳パックをリサイクルすればトイレットペーパーになるなど、身近なところで題材を選んで上手に説明しています。背景は海の絵になっており、現在地球規模で海の汚れが問題になる中、作者はおそらくそれを考えてくれたのではと解釈しました。
協賛社賞
西條 みはね（にしじょう みはね）さん
大町市立大町南小学校 ３年
入選
笹﨑 蘭（ささざき らん）さん
佐久市立佐久平浅間小学校 ２年
宮島 遼（みやじま りょう）さん
上田市立清明小学校 ３年
笠原 理都（かさはら りつ）さん
岡谷市立小井川小学校 ３年
佐藤 碧（さとう あお）さん
諏訪市立城南小学校 ３年
菊地 空（きくち そら）さん
辰野町立川島小学校 ３年
川口 莉依（かわぐち れい）さん
塩尻市立洗馬小学校 ３年
渡邉 希汰（わたなべ かなた）さん
塩尻市立洗馬小学校 ３年
北原 ななは（きたはら ななは）さん
塩尻市立洗馬小学校 ３年
立石 悠馬（たていし ゆうま）さん
松本市立本郷小学校 ３年
竹内 笙真（たけうち しょうま）さん
松本市立本郷小学校 ３年
小学生・高学年の部
最優秀賞
勝野 結愛（かつの ゆりあ）さん
大町市立大町南小学校 ６年
北極の流氷に取り残されたシロクマがモチーフ。見せ方としてはポップでシロクマがかき氷の上で困っていて「とけました」と事後報告をしてくださっている。「氷」と「かき氷」をかけていて、気の利いたおしゃれな表現ではあるんですけれどもよく考えてみるととても恐ろしい絵です。皆さんの目に留まって温暖化に意識を傾けてもらえる１枚だということで最優秀賞に選びました。
優秀賞
齊藤 一会（さいとう いちか）さん
松本市立開明小学校 6 年
さすが信州の子ども、山の表現が見事です。「きれいな海は きれいな山から」とキャッチコピーが描かれていて、山から流れてくる水が海にそそぐこと、そして山とクジラがつながっていることが見事に表現されています。
協賛社賞
両川 真実（もろかわ まみ）さん
上田市立神川小学校 6 年
入選
吉田 蘭（よしだ らん）さん
東御市立滋野小学校 ４年
田畑 橙真（たばた とうま）さん
辰野町立辰野西小学校 ６年
濱田 桐子（はまだ とうこ）さん
伊那市立伊那小学校 ５年
高津 創（たかつ そう）さん
伊那市立高遠北小学校 ６年
及川 柚子（おいかわ ゆず）さん
松本市立梓川小学校 ６年
栁澤 新（やなぎさわ あらた）さん
松本市立田川小学校 ５年
中村 美緒（なかむら みお）さん
長野市立東条小学校 ５年
木住野 育実（きしの はぐみ）さん
千曲市立屋代小学校 ５年
井浦 花菜（いうら かな）さん
千曲市立治田小学校 ６年
茂木 心春（もぎ こはる）さん
千曲市立治田小学校 ６年
中学生の部
最優秀賞
小松 雪菜（こまつ ゆきな）さん
上松町立上松中学校 ３年
チンアナゴを見たときにストローに見えたということで、そこから発想を転換させていくその想像力が素晴らしい。海の生物とゴミがともに暮らしていく中で、「たすけて」「いたいよ」と人間だけでなく魚に対してのいたわる心・愛情も素晴らしいなと思いました。グラデーションの塗り方がきれいで筆の使い方も丁寧。土と海が交わる部分の微妙な色のラインがすごくきれいに出ているので、中学生がこういったグラデーションの使い方ができるのは将来が楽しみです。創作活動を続けていかれるかはわかりませんが非常に楽しい感性の持ち主だと思いました。
優秀賞
後藤 優空（ごとう ゆあ）さん
伊那市立長谷中学校 ３年
誰でもちょっとした意識で節電ができるという作者の伝えたいことを、明確でポジティブなキャッチフレーズで伝え、節電に関するさまざまな絵で見る人の行動を喚起させると感じました。「明るい未来」という言葉と色相環の並び（赤・紫・青・緑・黄色・オレンジ）を意識して表している配色の美しさもあり、アイデアが素晴らしいです。
協賛社賞
中野 連太朗（なかの れんたろう）さん
原村立原中学校 ２年
入選
谷沢 奈津（たにざわ なつ）さん
小諸市立小諸東中学校 ２年
市瀬 はるか（いちのせ はるか）さん
小諸市立小諸東中学校 ２年
樋口 七海（ひぐち ななみ）さん
御代田町立御代田中学校 ２年
柴田 結月（しばた ゆづき）さん
安曇野市立三郷中学校 ３年
柳澤 優帆（やなぎさわ ゆうほ）さん
安曇野市立三郷中学校 ３年
松澤 朋佳（まつざわ ともか）さん
松本市立丸ノ内中学校 ２年
小林 剛士（こばやし つよし）さん
塩尻市立塩尻中学校 ３年
西澤 千晴（にしざわ ちはる）さん
松川村立松川中学校 ２年
仁科 艶叶（にしな つやか）さん
千曲市立屋代中学校 ３年
畠山 りの（はたけやま りの）さん
中野市立豊田中学校 ２年
総評
出品作品が増えていて、テーマも本当に多様です。ゴミの分別の問題、地球温暖化の問題、生物多様性の問題などに踏み込んで描かれている作品もあり、子どもたちが地球環境について学んでいるなと感じました。年々レベルが高くなってきており、キャッチコピーの選び方・絵のインパクトもレベルが上がっていると感じます。
子どもたちが真摯に発信しているメッセージを、私たちみんながしっかり受け止めていかなければなりません。環境問題は年々危機感が募るところがありますが、子どもたちが考えていくのとともに大人たちもしっかり考えていかなければと改めて思います。
（上島史子 審査委員長）
ポスター応募数
- 小学生・低学年の部 58作品
- 小学生・高学年の部 794作品
- 中学生の部 398作品
全体 1250作品
たくさんのご応募ありがとうございました！
