草田敏彦ブログ

中川岳二さんの展覧会

中野市在住の木工作家、中川岳二さんの展覧会が飯山市美術館で始まりました。

10年前に取材させていただいた縁でお邪魔してきました。

中川さんの作品は寄木細工

これまでのキャリアを網羅する展覧会となっています。

 アート作品を生活の糧として「商業ベース」に乗せることに苦悩していた20代でした。
でも10年前の取材で彼はこう語っていました。

「何千個何万個作って売れましたって、それは素晴らしいことのように聞こえるけど、それだけゴミを作ったということでもあるのかな?

いま自分のできる範囲で少しずつ作って、本当に気に入ってくれた人、大切にしてくれる人のところに自分の作品が行って長く愛してもらえればいい」

作品にかけた愛情は人に伝わる。

飯山市美術館での「中川岳二展〜木々の色々〜」は11月12日まで開催中です。