放送内容

無題

長野県との連携事業
「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」告知スポットを制作・放送

地球を守ろう!プロジェクトの新たな試みとして、長野県環境部が主導する「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」と連携し、クラウドファンディングでの支援を呼びかける告知スポットを制作し、6月10日から放送中。

このプロジェクトは、ライチョウが絶滅した中央アルプスでの復活を目指す事業で、県と環境省が連携をして実施し、クラウドファンディングで集められた支援金は、ライチョウの保護活動をサポートする高度技術者の養成と、登山者などがライチョウの目撃情報を投稿できるアプリの開発のために活用される。また、支援者への返礼品のひとつとして「雷鳥カレンダー2021」の制作も予定している。

<ライチョウの復活作戦の概要>

国の特別天然記念物であり、絶滅危惧種IB類に指定されているライチョウ。80年代の調査では約3000羽だったが、現在は1700羽程度までに減少。環境省主導のもと、今年6月から日本中が注目する個体群復活大作戦が始まる。半世紀ぶりに発見された中央アルプスに生息する1羽の雌に、国内施設で生まれた有精卵を計8個抱卵させ、さらに8月には乗鞍岳で保護した3家族約20羽を中央アルプスに輸送し、合流させるという計画。作戦が成功し、中央アルプスでライチョウの個体群が復活すれば、現在の環境省レッドリストIBからⅡ類へのダウンリストが実現し、絶滅危機の緩和につながると期待される大作戦。