多くのがん患者が抱えるがんの再発・転移への不安。再発すると多くの場合は、「進行を遅らせる」「症状を和らげる」ことを目的に治療することとなり、がんとの長い付き合いを見据えなければなりません。
番組では、経験者の声を通し、「再発」との向き合い方や、がんとともに歩む生き方について考えます。また、今、国内外で開発が進み、再発がんに対しても治療の効果が期待される「免疫療法」の最前線についてもお伝えします。
がん専門医が向き合う「再発」
がんの化学療法を専門とする相澤病院の中村将人(なかむら・まさと)医師(52)。2021年に甲状腺がんが見つかり摘出手術を受けました。しかし2025年1月に再発―2度目の手術を受けて現在も検査、治療を続けています。常に再発への不安を抱えながらも、仕事や趣味のバンド活動に打ち込み、自分らしくいられる時間を大切にしています。
「がんとともに生きる」…患者のホンネは?
48歳の時に乳がんに罹患した女性(61)。5人の子育てや親の介護が一段落したタイミングで肺やリンパ節への転移が分かりました。つらい気持ちを抱えながらも、大好きな山登りや治療に励んでいます。がんとどう付き合っていくのか…気持ちのつらさを和らげる相談窓口についてもご紹介します。
再発を乗り越えて「定期的な検診を」
須坂市在住の駒津(こまつ)さん(89)は、2009年に大腸がんに罹患、2012年には肝臓への転移が見つかりました。しかし、幸い早期に転移が分かり、摘出手術を受けることができました。10年以上経った現在も再発はなく、半年に一度の検査を受けながら、仲間と一緒に趣味に打ち込んでいます。
再発患者の希望に…「免疫療法」の最前線に迫る!
大阪大学 特任教授の坂口志文(さかぐち・しもん)さんがノーベル生理学・医学賞を受賞し、今、注目を集める「制御性T細胞」。この働きを利用した治療法の研究は日進月歩で、再発がんにも効果を発揮するワクチンの開発に期待が寄せられています。坂口さんと同じ大阪大学で免疫学を専門とする宮坂昌之名誉教授(上田市出身)に、免疫療法の最前線について聞きました。
2026年2月23日(月・祝)午後2時50分 放送
出演:大槻瞳(abnアナウンサー)